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大学発新産業創出プログラム、2020年度新規プロジェクト9件決定

 科学技術振興機構(JST)は2020年10月22日、大学発新産業創出プログラム(START)「プロジェクト支援型」における2020年度審査分の新規採択プロジェクトについて発表した。2020年度は、東京大学、京都大学、東北大学など9件が採択された。

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大学発新産業創出プログラム(START)「プロジェクト支援型」のイメージ
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  • 大学発新産業創出プログラム(START)「プロジェクト支援型」採択プロジェクト一覧(2020年度審査分)
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  • 2020年度に新規技術シーズの選択を実施する事業プロモーターユニット一覧
 科学技術振興機構(JST)は2020年10月22日、大学発新産業創出プログラム(START)「プロジェクト支援型」における2020年度審査分の新規採択プロジェクトについて発表した。2020年度は、東京大学、京都大学、東北大学など9件が採択された。

 大学発新産業創出プログラム(START)は、日本の大学等の基礎研究成果に関し、大学等発ベンチャーなどを通じた新規マーケットへの事業展開が十分に行われていない当時の現状を踏まえて、2012年度に文部科学省が創設、2015年度にJSTに移管したプロジェクト。事業化ノウハウを持ちベンチャービジネスに詳しい人材(事業プロモーター)を活用して、研究開発リスクや事業化リスクは高いもののポテンシャルが高い大学等の技術シーズを基に、研究者と共に研究開発・事業育成を行い、企業価値の高いベンチャー企業の創出を支援する。

  STARTでは、まず大学などの研究者から技術シーズの応募を受け付け、事業プロモーターが申請された技術シーズの中から事業化の可能性があると判断されるものを選び、研究者とともにビジネスモデルを検討。その後、研究者と事業プロモーターから提案される技術シーズやビジネスモデルなどに対して、外部専門家で構成される委員会が審査し、その結果に基づき新規プロジェクトを決定する。2020年度は、2020年1月31日から4月17日まで技術シーズを募集。76件の応募のうち、審査の結果9件の新規プロジェクトを決定した。今後、契約などの条件が整い次第、研究開発を開始する予定だという。

 採択された大学等研究機関は、「東京大学 大学院薬学系研究科」「九州工業大学 大学院生命体工学研究科」「兵庫県立大学 大学院工学研究科」「東北大学 大学院歯学研究科」「京都大学 高等研究院物質-細胞システム統合拠点」「神戸大学 大学院工学研究科」「量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所」「東北大学 大学院工学研究科」「広島大学 大学院先進理工系科学研究科」の9機関。

 東京大学 大学院薬学系研究科は、代表事業プロモーターANRIとともに「1分子計測リキ ッドバイオプシーの事業化」を進める。血液・尿などの低侵襲に採取できるサンプルに含まれるたんぱく質の機能を網羅的かつ1分子レベルの高感度で検出するリキッドバイオプシー技術を実用化し、患者の層別化・コンパニオン診断薬開発に加えて、がんなどの早期診断事業への展開を目指す。

 東北大学 大学院歯学研究科は、代表事業プロモーター日本医療機器開発機構とともに「iPS細胞を原材料とした骨形成誘導補填材の開発」を進める。iPS細胞由来の骨芽細胞塊を凍結乾燥したものを原材料とする骨補填材・人工骨の開発を行い、歯科・整形外科領域で事業化し世界展開を目指す。

 新規プロジェクト一覧はJSTのWebサイトから見ることができる。
《畑山望》

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