東京都私立学校審議会は2020年9月23日、東京都知事あてに私立学校の設置などに関する11件の答申を行った。杉並学院中学校など、幼稚園2園、中学校1校、専門学校2校、各種学校2校の学校廃止が許可された。 東京都私立学校審議会は、私立学校法第9条により設置されている知事の諮問機関。私立学校の設置、廃止、学校法人の設立認可などについて審議するとともに、私立学校に関する重要事項を知事に建議することができる。 2020年度第4回東京都私立学校審議会(第798回)で答申が出されたのは、学校設置1件、学則変更2件、目的変更1件、学校廃止7件の計11件。各事項について、許可が適当と認められた。 学校を廃止するのは、中新井幼稚園、東京緑ヶ丘幼稚園、杉並学院中学校、中野健康医療専門学校、杏林大学医学部付属看護専門学校、成友珠算学院、メネスドレスメーカー女学院の幼稚園2園、中学校1校、専門学校2校、各種学校2校。幼稚園2園は学校運営の継続困難、杉並学院中学校は生徒減少を理由としている。 学校設置は、2021年4月1日に大学法人三幸学園が文京区に開校予定の東京みらいAIアンドIT専門学校。総定員は240人。学則変更では、大原学園高等学校(広域の通信制課程)が学費を変更するほか、共立日語学院が収容定員を390人から560人に変更。目的変更では、国際製菓専門学校がパティシエ調理師科を新設する。