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富士通、GIGAスクール対応サービスを無償提供

 富士通は2020年8月3日、「GIGAスクール構想」のもとで学校に導入されるWindowsタブレットで活用可能な新サービス「future瞬快コネクト」とオンライン学習環境支援サービスを無償提供すると発表した。

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「future瞬快コネクト」の概要図
  • 「future瞬快コネクト」の概要図
  • オンライン学習環境支援サービス
 富士通は2020年8月3日、「GIGAスクール構想」のもとで学校に導入されるWindowsタブレットで活用可能な新サービス「future瞬快コネクト」とオンライン学習環境支援サービスを無償提供すると発表した。無償利用期間は、future瞬快コネクトが永続的、オンライン学習環境支援サービスが利用開始から1年間。

 新型コロナウイルス感染症拡大を受け、文部科学省はオンラインでの学習環境を早急に整備するため、「GIGAスクール構想」を2020年度中へと前倒しし、児童・生徒1人につきタブレットなどの学習用端末1台の配備を加速すると発表した。

 富士通は、先生や児童・生徒が負担なく端末を快適に使えるよう、学習用端末の持帰りやオンライン学習を支援するツール・サービスを順次提供する。2020年8月からは、「future瞬快コネクト」とオンライン学習環境支援サービスを無償提供する。どちらのサービスも対象はWindowsタブレットを導入する全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校。

 「future瞬快コネクト」は、児童・生徒がタブレットを学校に持参し授業で使用する際や、学校からタブレットを自宅に持ち帰って学習する際に、ボタン1つの簡単な操作でネットワークの切り替えができる。2020年8月3日から申込開始。利用開始後は、永続的に無償だが、Windows10の変更内容によってはサポートを中止する場合がある。

 オンライン学習環境支援サービスは、先生がオンライン学習の開始日時や画面共有ソフトの接続先URLなどのオンライン学習に必要な情報を、自宅にいる対象児童・生徒に容易に通知できる。児童・生徒はタブレットのWebブラウザ上に表示された学習予定をタップするだけで、家庭からオンライン学習に参加できる。2020年9月30日から申込開始、無償利用期間は利用開始から1年間。

 今後は、教室とオンラインでの学習を並行して実施するハイブリッド授業を見据え、先生の負担を軽減する新たなサービスのほか、端末やアプリケーションの利用実態や授業の習熟度・満足度を把握できるサービスを2021年以降に順次提供していくという。
《工藤めぐみ》

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