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英検S-CBT、累計受験者数6万人突破…9割が入試活用

 日本英語検定協会(英検協会)は2020年7月14日、英検2020 1day S-CBT(英検S-CBT)の累計受験者数が6万人を突破したと発表した。受験のきっかけは、88%が「大学や高校などの入試活用のため」と回答した。

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英検S-CBTを受験しようと思ったきっかけ
  • 英検S-CBTを受験しようと思ったきっかけ
  • 英検S-CBTを受験した感想
  • 今後も英検S-CBTを受験したいと思うか
  • 申込時にメリットに感じること
 日本英語検定協会(英検協会)は2020年7月14日、英検2020 1day S-CBT(英検S-CBT)の累計受験者数が6万人を突破したと発表した。7月12日時点で英検S-CBTの累計受験者数は6万3,190人にのぼる。受験のきっかけは、88%が「大学や高校などの入試活用のため」と回答した。

 英検S-CBTは、英語4技能を1日で測定できる試験。リーディングテスト、リスニングテスト、ライティングテストは解答用紙にマークまたは記述する「PBT方式」、スピーキングテストはヘッドセットを装着し解答を録音する「吹込み式」で従来型の英検と実施方式の違いはあるが、出題内容や難易度、採点基準は従来型の英検と変わらない。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月と5月の実施は延期(振替)し、6月6日から原則として毎週土日に(一部エリアでは平日・祝日も)実施を開始したところ、7月12日時点で累計受験者数は6万3,190人となった。

 英検協会は、これまでの英検S-CBTの試験状況を総括するため、7月11日に新宿会場の受験者を対象にアンケート調査を実施し、170人の回答を得た。

 英検S-CBTを受験した感想は、「非常に満足」29%と「どちらかというと満足」62%の計91%が満足している。一方、「どちらかというと不満」8%と「非常に不満足」1%の計9%が不満足と回答した。

 今後も英検S-CBTを受験したいと思うか聞いたところ、「ぜひ受験したい」25%と「予定が合えば受験したい」65%の計90%が今後も受験を希望している。

 英検S-CBTを受験しようと思ったきっかけは、「大学や高校などの入試活用のため」が88%ともっとも多く、「日頃の英語力の確認のため」9%、「就職・転職・昇進などでの活用のため」3%が続いた。

 申込時にメリットに感じることは、「1日4技能受験・4技能スコア取得可能」が33%ともっとも多く、「試験日の選択が可能」28%、「会場の選択が可能」17%、「他の英検と合わせ受験機会が増える」14%、「申込みから受験票発行手続きまでがWebで完結する」8%が続いた。

 今後、英検協会はさらなる品質向上を目指し、英検級の取得を必要とされる一人でも多くの受験者に受験してもらえるよう努めていくとしている。
《工藤めぐみ》

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