文部科学省は2020年5月13日、新型コロナウイルス感染症に対応した小学校・中学校・高等学校・特別支援学校における教育活動の再開などに関するQ&Aを更新した。登校日の設定や教職員の勤務の留意点、部活動の全国大会中止に伴う代替案など、101項目にわたるQ&Aを掲載している。 Q&Aは「学校再開について」と「臨時休業の実施について」の大きく2つに分類。「学校再開について」では、保健管理、心のケア、学習指導、部活動、学校給食、公立学校の教職員の出勤等の服務、放課後児童クラブ・放課後等デイサービスのための学校の教室等の活用、幼稚園に関することを58項目にわたって掲載。「臨時休業の実施について」では、臨時休業の実施に係る考え方、授業料等の取扱い、学校給食休止への対応、子どもの居場所確、図書館等の活用、子どもの安全確保に関することを43項目にわたってQ&A形式で掲載している。 たとえば、インターハイや全国中学校体育大会など部活動の全国大会中止に伴う代替案については、3年生が出場できる何らかの地方大会(都道府県単位などの大会)の実現に向けて、スポーツ庁として、どのような支援を実施できるか検討を進めたいとしている。後日、各都道府県の教育委員会を通じて、関係団体の考えや要望などを聞く予定。 Q&Aは、文部科学省Webサイトの「新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について」にPDF形式で掲載されている。 なお、Q&Aは、5月13日時点のものであり、今後の状況に鑑み更新の可能性もあり得るという。