文部科学省は2026年10月14日、2027年度(令和9年度)国公立大学入学者選抜の概要を公表した。募集人員は国立・公立あわせて13万1,325人で、前年度より512人増加。総合型選抜と学校推薦型選抜の実施状況や、多様な背景をもつ受験者を対象とする選抜についてもまとめている。
同資料は、各大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などをもとに、選抜を実施する大学・学部数や募集人員、総合型選抜・学校推薦型選抜の実施状況などをまとめたもの。数値は2026年7月末現在で、設置認可申請中の大学なども含むため、今後変動する場合があるとしている。
2027年度に入学者選抜を実施する大学・学部数は、国立が81大学417学部、公立が99大学230学部。前年度と比べると、国立は2学部増、公立は1大学5学部増となった。募集人員は国立が9万6,348人、公立が3万4,977人の計13万1,325人で、前年度の13万813人から512人増加した。
総合型選抜は、国立75大学388学部、公立86大学194学部で実施する。実施大学の割合は国立が92.6%、公立が86.9%。募集人員は国立8,548人、公立2,179人の計1万727人で、全体の募集人員に占める割合は8.2%となり、前年度から0.5ポイント上昇した。
学校推薦型選抜は、国立76大学308学部、公立98大学223学部で実施する。実施大学の割合は国立が93.8%、公立が99.0%。募集人員は国立1万3,370人、公立1万159人の計2万3,529人で、全体の募集人員に占める割合は17.9%となり、前年度から0.3ポイント上昇した。
このほか、文部科学省は、家庭環境や居住地域、性別など、多様な背景をもつ受験者を対象とする選抜についても集計している。
理工系分野における女子を対象とする選抜は、42大学53学部が実施する。新たに、横浜国立大学(理工学部・学校推薦型選抜)、静岡大学(工学部・学校推薦型選抜)、九州大学(工学部・総合型選抜・学校推薦型選抜)、滋賀県立大学(工学部・学校推薦型選抜)の4大学4学部が加わった。
特定の地域の受験者を対象とする選抜は、123大学230学部が実施する。また、児童養護施設入所者(里子などを含む)を対象とする選抜は、帯広畜産大学と福岡県立大学の2大学3学部が実施する。
2027年度入試の日程は、大学入学共通テストが2027年1月16日と17日。一般選抜の前期日程試験は2月25日から、中期日程試験(公立のみ)は3月8日以降、後期日程試験は3月12日以降に実施される。















