千葉県教育委員会は2026年10月9日、「部活動におけるハラスメント根絶ガイドライン~Chiba Club Well-being Guidelines~」を公表した。部活動でのハラスメントの具体例、発生時の初期対応や事実確認の手順、部活動指導のポイントやチェックシートなどを示している。
千葉県教育委員会では、不祥事根絶に向けた取組みやハラスメント防止研修などを実施してきたが、部活動では依然として暴言や不適切な言動による事案が後を絶たない。2024年度に実施した生徒アンケートなどでも、部活動で威圧的な指導や人格を傷つける言動を経験したとの声が寄せられているという。
今回、部活動でのハラスメント根絶を目指し、国のガイドラインや千葉県の現状を踏まえ、「部活動におけるハラスメント根絶ガイドライン~Chiba Club Well-being Guidelines~」を作成した。生徒の人権と安全を最優先とした指導の徹底を図ることで、生徒が安心して成長できる部活動環境の実現を推進する。
ガイドラインは、第1章「部活動におけるハラスメントの実際」、第2章「部活動におけるハラスメントへの対応」、第3章「部活動におけるハラスメント根絶のために」で構成されている。
第1章では、ハラスメントの定義や類型とともに、千葉県で過去に発生した部活動ハラスメントの事例を紹介。ミスを繰り返す生徒に「帰れ」「失せろ」などと言って棒状のもので頭をたたいた体罰(暴言)など、実例を具体的に示している。
第2章では、部活動でハラスメントの疑いや訴えが発生した際、学校が迅速かつ組織的に対処するための手順が確認できる。被害を訴える生徒や保護者の心情に寄り添う「初期対応」、関係者から多角的に情報を集めて客観的な事実を明らかにする「事実確認・情報収集」など、具体的なプロセスと基本姿勢を提示している。
第3章には、健全な部活動のあり方、顧問が配慮すべきポイント、顧問と生徒・保護者が良い関係を構築するためのポイント、日本スポーツ協会によるスポーツハラスメント研修動画URLなどを掲載。最後は「体罰・不適切な指導に陥りやすい傾向チェックシート」「部活動指導チェックシート」も載せている。
ガイドラインは、千葉県教育委員会Webサイトからダウンロード・閲覧できる。











