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芝浦工大、2028年度に大学院を「学位プログラム制」へ

 芝浦工業大学大学院理工学研究科は2028年度、「学位プログラム制」へ移行する。学部での学びとの接続を明確にし、専門分野を深めながら分野横断的に学べる教育環境を整備する。4学部の学びを11の学位プログラムにつなげる体系を構築する。

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芝浦工業大学大学院理工学研究科、2028年度に「学位プログラム制」へ
  • 芝浦工業大学大学院理工学研究科、2028年度に「学位プログラム制」へ
  • 4学部から11の学位プログラムへ

 芝浦工業大学大学院理工学研究科は2028年度、「学位プログラム制」へ移行する。学部での学びとの接続を明確にし、専門分野を深めながら分野横断的に学べる教育環境を整備する。4学部の学びを11の学位プログラムにつなげる体系を構築する。

 学位プログラムとは、取得する学位に応じて、修了までに身に付けるべき能力や学修成果を明確にし、それらを修得できるよう教育課程を体系的に設計したもの。芝浦工業大学では、各学位プログラムについて「どのような学生を受け入れるか」「どのような教育課程で学ぶか」「修了時にどのような力を身につけるか」を3つのポリシーで明確にし、授業科目や研究指導を体系的に配置する。

 今回の改組では、「何を学び、どのような力を身に付けるのか」をより明確にしたうえで、学部から大学院までを一貫した学びとしてつなげる。学部で培った知識や専門性を大学院で発展させるとともに、所属するプログラムの専門分野を軸に、共通科目や他大学との連携などを通じて異分野の知識や方法にも触れられるようにする。

 大学院の「学位」の位置付けは、2028年度から大きく変わる。理工学研究科には11の学位プログラムを設置し、各分野に応じた学位を授与する。対象は、機械工学、物質化学、電気電子工学、情報・通信工学、土木工学、国際理工学、システム理工学、生命科学、数理科学、デザイン工学、建築学の各分野。

 たとえば、生命科学・学位プログラムでは「修士(生命科学)」「博士(生命科学)」、数理科学・学位プログラムでは「修士(数理科学)」「博士(数理科学)」を授与する。デザイン工学では「修士(デザイン工学)」「博士(デザイン工学)」、建築学では「修士(建築学)または修士(工学)」「博士(建築学)または博士(工学)」となる。一方、機械工学や情報・通信工学などでは、これまでと同じ「修士(工学)」「博士(工学)」の学位を授与する。

 また、すべての学位プログラムに博士前期課程と博士後期課程を設置する。博士前期課程から博士後期課程までを見通した教育・研究指導を行い、博士後期課程への進学を希望する学生が早い段階から研究計画やキャリアを考えられる環境を整える。

 専門分野を越えた学びも特徴のひとつ。東京の理工系大学や、東京海洋大学、お茶の水女子大学との単位互換制度、共通科目、技術経営リーダーシップ科目群などを通じて、専門外の知識を学ぶ機会を設ける。グローバルPBLや海外協定校とのダブルディグリープログラムなど、国際的な学修機会も用意する。

 さらに、技術を社会的価値につなげるための「技術経営リーダーシップ教育」も実施。マーケティング戦略、イノベーションマネジメント、経営・事業戦略、組織・人材マネジメント、財務、知的財産、アントレプレナーシップなどの科目を配置する。

 今回の改組では、博士前期課程の収容定員も現行の1,600人から1,800人へ200人増やす。大学によると、博士前期課程の入学者数は2024年度869人、2025年度929人、2026年度959人と増加しており、2026年3月の学部卒業生の大学院進学率は50.0%と過去最高となっている。

 芝浦工業大学は2026年8月、理工学研究科の改組について、文部科学省から「届出」可能との通知を受けた。今後、2027年4月に届出書類を提出し、2028年4月に理工学研究科理工学専攻(仮称)を開設する予定。なお、計画は構想中で変更となる可能性があるとしている。

《川端珠紀》

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