文部科学省は2026年7月31日、2026年度大学教育再生戦略推進費「ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業(大学を中核とした地域における総合的な診療能力を有する医師の養成事業)」の公募を開始した。対象は、地域で求められる医師の養成に積極的に取り組む医学部医学科を置く大学。申請は8月21日必着。
同事業は、医師の地域偏在と診療科偏在の解消に向け、地域にとって必要な医療を提供できる総合的な診療能力を有する医師を養成することを目的としたもの。文部科学省は背景として、医師の需給は2029年を目途に均衡し、今後需要は減少局面に入る予定である一方、医師の地域偏在や診療科偏在は依然として課題であるとしている。
事業では、大学を中核として、大学病院における外来・入院機能による総合的な診療の拠点強化と、地域の医療機関における長期・継続した診療参加型臨床実習の促進を進める。育成された医師が地域の病院と大学病院を循環しながら、地域に必要とされる総合的な診療能力を有する医師の確保に貢献する教育拠点の構築を目指す。
事業メニューは、メニューA「外来+入院機能による総合的な診療の拠点強化」と、メニューB「地域における長期・継続した診療参加型臨床実習」の2つの柱で構成する。メニューAは、A1「立ち上げ支援」、A2「強化・拡充支援」、A3「伴走・教員育成支援」。メニューBは、B1「立ち上げ支援」、B2「強化・拡充支援」、B3「遠隔地実習支援」を設け、取組段階に応じてメニューから選択して申請が可能。メニューA・Bは組み合わせて申請することもできる。
選定件数はメニューA・Bあわせて8か所程度。補助期間は2026年度から最大3年間だが、国の財政事情や毎年度の評価結果等による。初年度・年間の補助金基準額は、A1が500万円程度、A2とB2が各750万円程度、A3が1,000万円程度、B1とB3が各250万円程度。
公募説明会は8月上旬に予定しており、日時や登録方法等は後日知らせる。公募締切後、面接審査は8月ごろ、選定結果通知は9月ごろ、交付内定は9月下旬ごろを予定している。申請書等の提出は、データを指定の提出用URLからアップロードし、完了した旨を文部科学省高等教育局医学教育課へメールで連絡することで完了となる。
◆2026年度 大学教育再生戦略推進費「ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業(大学を中核とした地域における総合的な診療能力を有する医師の養成事業)」
対象:国公私立大学のうち、診療科選定地域枠を置くなど、地域で求められる医師の養成に積極的に取り組む医学部医学科を置く大学
選定件数:メニューA・Bあわせて8か所程度
補助期間:2026年度から最大3年間
公募締切:2026年8月21日(金)必着
提出方法:提出用URLから申請書等をアップロードし、文部科学省高等教育局医学教育課へメールで連絡する








