コドモンは、こども家庭庁が2026年7月より運用を本格的に開始した「保活情報連携基盤」と、同社が提供する保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON(コドモン)」が機能連携したと発表した。保活基盤上で発生する見学予約をCoDMON上で把握できるようになり、保育施設や自治体における保活業務の効率化・負担軽減、対応漏れの防止と初動対応の迅速化を実現する。
保活情報連携基盤(保活基盤)とは、こども家庭庁が推進する国の統一基盤で、保育施設の検索や見学予約、入園手続きに関する情報取得など、いわゆる「保活」をオンラインで一元的に行うことを目指したもの。保護者・保育施設・自治体間の情報連携を円滑にし、保活関連業務の負担軽減を目的としている。
2026年7月には、保護者向けサービス「保活ワンポータル」の提供が開始されるとともに、自治体および保育施設向けのマイページの運用も開始された。
近年、保活において保護者の負担が大きな社会課題となっている。園見学の開始時期や入園申込の受付期間、空き状況といった基本的な情報は保育施設ごとに管理されているため、保護者は各園のWebサイトの確認や個別の問合せなど、煩雑な情報収集を行う必要がある。
自治体においても、各保育施設の詳細情報や最新の受入状況を一元的に把握することが難しく、保護者への情報提供が断片的になりやすいという課題がある。加えて、保育分野では電話や紙を中心としたアナログな運用が依然として多く、施設・自治体・保護者間で十分な情報連携が図られていないのが現状だという。
こうした背景から、分散している保活関連情報を一元的に集約し、保護者・自治体・保育施設間で円滑に共有できる保活基盤の整備が求められていた。CoDMONと連携することで、日々の施設運営の中で蓄積される情報を活用しながら、保活に必要な各種情報の集約・更新・共有を効率的に行うことが可能となる。
今回の連携は、保護者の保活における負担の一因となっている「見学予約対応の煩雑さ」と、保育施設側の「対応漏れリスク」という課題を解決するもの。連携のおもなポイントは「見学予約の見逃しを防ぐ通知機能」「役割分担による業務効率化と現場負担の軽減」「データ統合をともわない現実的な連携で現場に即したDXを実現」の3点。
保護者が保活基盤のサイト上で見学予約を行うと、CoDMONに「予約発生」の通知が1時間に1回の頻度で送信される。これにより、保育施設は日常的に利用しているCoDMON上で予約の発生を確実に把握でき、複数のサイトを確認する手間や確認漏れを解消する。従来起こりがちだった「気付かなかった」による対応遅れを防止する。
予約の詳細情報(予約内容・利用者情報など)は、CoDMONから保活基盤へスムーズに遷移し、基盤側で確認する。通知はCoDMON、詳細確認は保活基盤側という明確な役割分担により、現場の運用を変えることなく業務効率化を実現し、保育施設職員の負担軽減につながる。
連携は、システム間での大規模なデータ統合ではなく、「予約発生イベントの確実な把握」に特化した仕組み。既存の運用を大きく変えることなく導入が可能で、CoDMONを中心とした業務フローを維持したまま、保活基盤上の動きも確実に把握できる。結果として、対応漏れの削減と保育施設運営の質の向上に寄与するという。
コドモンは、今回の取組みで得られた知見をもとに、自治体との連携をさらに推進し、地域を横断した保活支援の高度化にも取り組む。将来的には、保護者の情報収集から入園手続き、入園後のコミュニケーションまでを一貫して支援する仕組みの構築を通じて、保護者の負担軽減と保育の質の向上に寄与することを目指すとしている。








