LX DESIGNとBowLは2026年6月12日、学校・自治体に向けた教職員のメンタルヘルス・Well-being支援を目的とした業務提携を締結した。全国の教職員を対象に、「複業先生」のプラットフォームを活用したストレスチェックや管理職研修などの支援プログラムを展開し、早期支援体制の構築を目指す。
提携の背景には、教員の精神疾患による休職者数が高止まりしている現状がある。2024年度(令和6年度)の調査では、全国の休職者数は7,087名にのぼった。特にBowLが拠点を置く沖縄県では、休職者率が全国平均(0.77%)の約2倍となる1.56%に達し、10年以上にわたって全国でもっとも高い水準が続いている。
BowLが沖縄県内で展開するリワーク(仕事復帰支援)事業では、利用者の4人に1人が教職員だという。先生はプロフェッショナルゆえに限界まで1人で抱え込む傾向があり、相談できる外部の人間がいないという構造的な孤立が、休職・離職のおもな要因となっている。授業の担い手として学校現場に入っている「複業先生」が「聴ける外部者」として機能することで、先生が自らSOSを出さなくても支援につながる仕組みの構築を目指す。
また、2028年から50名未満の事業者・組織にもストレスチェックが義務化される予定だ。すでに教育委員会レベルでは実施が進んでいるものの、未実施の学校に対して義務化を見据えた先行導入を促すことで、自治体や学校が早期に準備できる体制を整える。
今回の提携により展開する「BowL × LX DESIGN 教職員ウェルビーイング支援プログラム(仮称)」では、「複業先生」のプラットフォームと組み合わせたストレスチェックや、それをもとにした管理職研修・支援体制を構築し、全国展開を図る。教職員が自分らしく働き続けられる学校文化の醸成を目的としている。
2018年7月設立のLX DESIGNは、東京都千代田区に本社を置き、外部人材マッチングサービス「複業先生」の運営やコンサルティング事業を手がける。2013年1月23日設立のBowLは、沖縄県浦添市に本社を置く。うつ病やメンタル不調などの困難を経験した人が自己受容と社会との接続を取り戻せるよう、リワーク事業や予防事業を中心としたメンタルヘルス総合支援を行っている。









