北海道国立大学機構は2026年4月1日付で、一般社団法人北海道ユニバーサル・ユニバーシティコンソーシアム(HUUC)を設立した。同機構が社員として参画し、密接な連携のもと、人材育成を通じて北海道の課題解決と持続可能な地域社会の形成を目指すとしている。
北海道国立大学機構は、「商学」を専門とする小樽商科大学、「農学」を専門とする帯広畜産大学、「工学」を専門とする北見工業大学が法人統合し、2022年4月に創設した。
少子高齢化と地方の人口減少に直面する中、特に北海道は広大な地域特性からその影響が深刻。北海道の大学進学率は46.4%、さらに地方部は約27%にとどまるなど、地域格差が顕著で、埋もれた人材が十分に生かされていない現状にあるという。
3大学の教育のシナジー効果を発揮することを目指し、同機構発足にともない設立した「北海道国立大学機構教育イノベーションセンター(ICE)」は、「2030年までに高等教育に触れられない北海道民の数をゼロに」を目指し、ユニバーサル・ユニバーシティ構想を推進してきた。
今回、これまでのICEの活動をさらに拡大させ、北海道が真に必要とする人材の育成を目的として、産学官金の知見を結集し、4月1日付で一般社団法人北海道ユニバーサル・ユニバーシティコンソーシアム(HUUC)を設立した。ICEのビジョンを引き継ぎ、ミッションには「高等教育へのアクセス格差解消とリカレント教育の全道展開」を掲げている。
HUUCの主要事業は「教育環境改善への企画・運営・支援」「リカレント教育の推進」「人材育成のための教育研修・通信教育」「教育コンテンツの企画・制作・配信・販売」「研究会・研修会・セミナーの実施」「企業ニーズに対応した人材マッチング」「その他、法人の目的達成のために必要な関連事業」の7つ。これらの事業を通じて、北海道全域の人材育成と地域活性化を推進するとしている。
HUUCの対象ステークホルダーは、企業・自治体・大学・学生・社会人学習者。AI・半導体・グローバル金融・ITなど、急速に変化する分野に対応した人材像を明確にし、各界への政策提言も実施する。事業の安定化・拡大に向けて、参画大学・自治体など広範なステークホルダーへと社員構成の多様化も段階的に進めるという。
法人のシンボルロゴも制作。「まなび」を起点に、未来へ大きく羽ばたく力を育むイメージから、北海道のシルエットに「翼」と「本」を組み合わせて表現している。








