KJホールディングスは、2027年4月に開校予定の広域通信制高校「ドルトンX学園高等学校」の滞在型学習拠点を徳島県鳴門市に開設する計画だ。開設に先駆け2026年2月3日、同社と鳴門市、鳴門市教育委員会の3者で連携協定を締結した。
河合塾グループの本社機能を担うKJホールディングスは、2027年4月に岩手県一関市で開校予定の「ドルトンX学園高等学校」について、徳島県鳴門市に滞在型学習拠点を開設する計画を発表した。同校は「国内外の地域拠点に滞在しての探究学習とオンラインの学び」を実現する広域通信制高校として、現在認可申請準備中となっている。
ドルトンX学園高等学校の最大の特色は、高校2年時に行う地域での探究学習。国内外の複数の地域拠点から生徒自身が選択し、約3か月単位で滞在(最大4~5か所)する。そのうちの1か所として、鳴門市に滞在型学習拠点を開設するという。
鳴門市は関係人口の創出・拡大を通じた地域活性化や高等教育機関の誘致を「なると未来づくり総合戦略2025」の主要施策と位置付け、積極的に推進している。河合塾グループは、ドルトンX学園高等学校の開設にあたり、生徒の探究学習の拠点を国内外で検討していたところ、今回、鳴門市からプロスポーツやミュージカル、中心市街地活性化といった探究テーマや、高校生の滞在場所・学習拠点の双方で魅力的な提案を受け、連携協定の締結に至ったという。
連携協定は2026年2月3日に締結。連携協力事項は、広域通信制高校滞在型学習拠点の運営、関係人口の創出・拡大、地域課題解決型探究学習を通じた地域活性化、人材交流および人材育成、教育的課題解決に関することなど。
おもな取組みとして、探究テーマ・地域フィールドワークでは、J2に所属するプロサッカーチーム「徳島ヴォルティス」とのプロスポーツ盛り上げプロジェクト、鳴門市の元地域おこし協力隊とのミュージカル制作、大道銀天街をはじめとした中心市街地活性化などを予定している。
地域での滞在型学習拠点については、鳴門市を訪問する高校生の滞在場所として、鳴門教育大学の協力を得て、同大学の職員宿舎を活用予定。また、高校生が集まって学習する拠点として、大道銀天街周辺の空きテナントを活用する予定だ。
鳴門市は四国の東に位置し、四国の玄関口とされる。淡路島との間には市名の由来となった鳴門海峡があり、日本百景にも選定された美しい景観と、世界でも珍しい渦潮が発生する場所として有名。日本最大規模の美術館である「大塚国際美術館」や自然アクティビティである「シーカヤック」をはじめとした観光資源も充実している。本連携協定が扱う探究学習のテーマの1つ、徳島ヴォルティスのホームスタジアム「鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム」は鳴門市内に所在している。








