埼玉県立宮代高校と人間総合科学大学は2026年2月10日、高大連携に関する協定を締結した。相互の教育交流を通じて、生徒の進路に対する意義や意欲を高めることを目的としている。
同協定は、高校と大学双方の教育内容への理解を深めることを目指すもの。生徒が「保健医療分野」や「食物・栄養分野」、「心身健康情報分野」を選択する際に、将来「社会に貢献する保健医療・食物・栄養・心身健康分野の専門家として活躍し生きていく」という強い意思を形成することを目標としている。
人間総合科学大学は、2000年の創立当初から「人々の健康と幸福に寄与する人材の養成」という理念を掲げ、多くの卒業生を保健医療分野や食物・栄養分野へ輩出してきた。保健医療学部、人間科学部、保健医療学研究科を擁し、看護師、理学療法士、義肢装具士、管理栄養士などの専門職を養成している。
一方、埼玉県立宮代高校は1982年4月に開校。校歌にも登場する「さとく、たゆまず、たくましく」の教育方針のもと、「ひとりひとりの『よさ』を伸ばす」教育活動が展開されている。同校は普通科のほか、専門学科として体育科を設置し、多様な生徒のニーズに応える教育を実践している。
今回の協定により、宮代高校の生徒は人間総合科学大学の教育資源を活用した学びの機会を得ることができる。人間総合科学大学では、これまでにも複数の高校と連携協定を結び、高大連携教育を推進してきた実績がある。今回の宮代高校との協定締結により、埼玉県内における保健医療・栄養分野の人材育成ネットワークがさらに強化されることになる。
高大連携は、高校生が早い段階から専門分野への理解を深め、明確な目的意識をもって進学できるようになる取組みとして注目されている。特に保健医療や栄養といった専門性の高い分野では、早期からの動機付けが重要とされており、今回の協定はそうした教育的ニーズに応えるものといえる。
両校は今後、具体的な連携プログラムの内容や実施時期について協議を進める予定。生徒の進路選択の幅を広げ、将来の専門家としての基盤を築く機会を提供していく方針だ。







