奈良県立国際高等学校は2025年10月3日、国際バカロレア機構より、国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム(DP)の認定を受けたと発表した。2年間のカリキュラムを履修し、最終試験に合格すると、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得できる。
奈良県立国際中学校・高等学校は、高校は2020年、中学校は2023年に開校した中高一貫校。より良い平和な社会の実現のために、文部科学省ワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム構築支援事業拠点校、ユネスコスクール、IBワールドスクールとしての取組みを進めている。
国際バカロレア(IB)ディプロマプログラム(DP)は16歳から19歳の生徒を対象としており、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国内大学はもちろん海外大学へも、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得できる。同校では、高校1年生から高校3年生までの「DPコース」を選択した生徒が2年間履修する。
なお、同校は2024年12月には、国際バカロレア機構より、国際バカロレア(IB)中等教育プログラム(MYP)の認定を受け、奈良県内公立校で初のIBワールドスクールとなった。MYPは11歳から16歳の生徒を対象にした世界共通の中等教育プログラムで、同校では中学1年生から高校1年生までのすべての生徒が4年間履修する。
同校によると、MYPとDPの両方の認定を受けている学校(1条校)は、日本で15校、うち公立は6校のみ、西日本では公立3校目のMYP・DP認定校だという。