名古屋大学と名古屋市は2025年10月10日、教育・福祉・環境・まちづくりなど多分野にわたる連携を深め、「魅力あふれる名古屋」の実現を目指す包括連携協定を締結した。
この協定は、相互に緊密な連携・協力による活動を推進し、市民生活の幅広い分野において市民サービスの一層の向上や地域の活性化などに取り組むことにより、国内外から人々をひきつけ、相互の持続的な発展を目指すもの。
協定の柱には、「地域における多文化共生の推進」「地域強靱化に向けた調査・研究、防災啓発・人材育成等の産学官連携の推進」「スタートアップ支援をはじめとしたイノベーションの創出促進」を掲げている。両者はそれぞれのもつ資源を有効に活用しながら、協力して事業を展開していく予定だ。
今後は、包括協定のもと、名古屋市総合計画に示す5つの都市像を踏まえ、双方協議のうえ定めた連携事項の実現に向けて、連携・協力する。市民の生活クオリティの向上や、地域の魅力度を高めるための施策を同時に進め、持続可能な都市づくりの模範となることが期待される。