東京都教育委員会は2025年10月1日、東京都公立学校スクールカウンセラー(会計年度任用職員)の募集を開始した。任用予定者数は再度任用者を含む1,700名程度。応募締切は10月15日。
募集職種は、東京都公立学校スクールカウンセラー(会計年度任用職員)で、任用予定者数は再度任用者を含む1,700名程度。任用期間は、2026年4月1日から2027年3月31日まで。任期は、1年以内とし、かつ、2会計年度にわたらない。ただし、一定の要件を満たす場合、4回を上限として、公募によらない再度任用が認められる場合がある。なお、期間を定めての任用であり、2027年4月1日以降の任用を保障するものではない。
応募資格は、東京都公立学校スクールカウンセラーとしての役割を理解し、その職務を遂行する熱意があること。「公認心理師」「日本臨床心理士資格認定協会の認定に係る臨床心理士の資格を有し、2026年4月1日現在で臨床心理士資格登録証明書の交付日以降、1年以上が経過する」「精神科医」「児童・生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識および経験を有し、学校教育法第1条に規定する大学および同法第97条に規定する大学院における心理学系の学部長、教授、准教授、講師(常時勤務をする者に限る)もしくは助教の職にある者またはそれらの職にあった人」の要件のいずれかを満たすことなど。
職務内容は、配置校の校長、教育委員会の指揮監督のもと、学校内において、校長の経営方針や教育相談の方針に即して外部機関との連携などを行いながら職務を行う。おもな職務は、児童・生徒へのカウンセリング、保護者への助言・援助、児童・生徒集団、学級や学校などの集団に対するアセスメントと助言・援助など。
勤務先は、都内(島しょ地域を含む)公立小・中学校、義務教育学校、高等学校または中等教育学校。 勤務する学校は、原則1人のスクールカウンセラーにつき3校以内。ただし、2025年度に東京都公立学校スクールカウンセラーとして任用されていない場合は、原則1校とする。東京都教育委員会が、任用予定者の中から経験、勤務可能地域、通勤時間などを考慮して配置する学校を決定する。
勤務条件は、1校当たり38回/年、1回当たり7時間45分。勤務する日は、職務の性質上、児童・生徒に対するカウンセリングやアセスメント、教職員に対するコンサルテーションを継続的にきめ細かく行う必要があるため、配置校の予定や都合と照らして、年間を通して偏りがないように設定する。
報酬は1回の勤務につき、日額4万5,700円。一定の要件を満たす場合、期末手当、勤勉手当を支給。報酬とは別に通勤費(上限7,100円/日)を支給。休暇は、年次有給休暇、公民権行使等休暇など。
応募は、公募による個人申込みは、Webサイトの申込フォームより行う。応募締切は10月15日。公募によらない再度任用は、申込書などを本務校の管理職へ提出する。申込期限は、区市町村教育委員会または都立学校長の定める日まで。
選考は、書類審査および面接で、条件付きの場合は、面接選考に代えて、勤務評価などにより選考を行う。面接日は、11月30日または12月7日で、受験票に指定されている日時と会場で実施する。受験票で指定された日時は変更できない。指定された日時に不在の場合は、「欠席」として合否判定の対象外となる。選考結果は2026年1月下旬(予定)に、電子メールにて通知する。
合格者は、東京都公立学校スクールカウンセラー任用予定者として名簿に登載する。登載期間は2026年4月1日から2027年3月31日までの1年間。不合格者のうち成績上位者は、補充任用候補者として名簿に登載する。年度内に欠員が生じ、補充の必要のある場合にのみ当該名簿から任用するもので、任用が保証されているものではない。 また、任用された場合の任用期間は、任用された日から2027年3月31日までとなる。実施要項などは東京都教育委員会のWebサイトより確認できる。