教育業界ニュース

岩手県教員採用、試験時間短縮と新たな選考制度…司書や英語資格の優遇

 岩手県教育委員会は、2027年度公立学校教員採用候補者選考において、変更点を発表した。試験時間の一部短縮や大学推薦特別選考の拡充など5点を変更する。

教育行政 教育委員会
令和9年度 岩手県公立学校教員採用候補者選考変更点のお知らせ
  • 令和9年度 岩手県公立学校教員採用候補者選考変更点のお知らせ

 岩手県教育委員会は、2027年度公立学校教員採用候補者選考において、変更点を発表した。試験時間の一部短縮や大学推薦特別選考の拡充など5点を変更する。

 一般選考において、次の3点の変更点がある。1点目は、小中学校教諭の試験時間を90分から70分に短縮する。2点目は、小中学校教諭の受験者に対する司書教諭加点制度を導入し、「司書教諭」の有資格者に10点加点する。3点目は、特別支援学校教諭(中学部・高等部) 受験資格を緩和し、受験教科の「中学校」「高等学校」いずれかの普通免許状の所有(または取得見込み)で受験を可能とする。一般選考の第1次選考は2026年7月11日、第2次選考は8月中旬~9月中旬に行う。

 特別選考において、新たに英語資格者を対象にした特別選考を実施し、特定の英語資格(実用英語技能検定やTOEFLなど)を持つ申込者が対象となる。各種資格・基準の詳細については、岩手県のWebサイトで確認できる。

 また、大学推薦特別選考を拡充し、特別推薦の指定大学を拡大する。さらに、中学校教諭の対象教科を全教科に広げる。特別選考は、2026年5月~6月に行う。

 岩手県公立学校採用候補者選考に関する各種説明会は、12月6日にオンラインで開催予定。幼稚園教諭経験者特別選考説明会は、11月と12月に開催予定。

《風巻塔子》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top