和歌山県教育委員会は2025年9月16日、2026年度(令和8年度)和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験の最終合格者および、今後実施予定の「秋選考」の実施要項を公表した。
2026年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験は、1次試験を6月14日、2次試験を7月31日~8月8日にかけて実施。募集人員284人に対し972人が受験し、1次試験合格者は554人、2次試験では282人が合格した。最終合格倍率(受験者数/最終合格者数)は前年度比0.4ポイント減の3.4倍。
校種別の倍率(前年度倍率)は小学校3.5倍(2.9倍)、中学校3.7倍(4.2倍)、中高共通3.4倍(9.4倍)、高校2.9倍(3.3倍)、特別支援学校2.6倍(2.7倍)、養護教員7.3倍(6.0倍)、栄養教諭2.2倍(8.0倍)となった。前年度と比べ、養護教員以外は倍率が減少した。
和歌山県ではこのあと、和歌山県外の現職教員等および和歌山県内の国公立学校の常勤講師等を対象とした2026年度(令和8年度)和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験の「秋選考」を11月1日に実施する。試験は小論文、適性検査(一部、免除者あり)、個人面接(自己アピールを含む)。
選考試験を実施する校種は「小学校」「中高共通(国語・家庭)」「特別支援学校」で、いずれも募集人数は若干名。「秋選考」は、2026年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験と同じ校種・教科で出願することはできない。
秋選考への出願は、電子申請にて10月6日午後5時30分まで受け付ける。実務経験証明書等の提出は10月8日(消印有効)まで、受験票の交付は10月21日にメールで送付予定。合格発表は11月26日午前10時以降を予定している。