2025年8月29日、文部科学省は2026年度に開設予定の大学等の設置認可について、大学設置・学校法人審議会の審議を経て答申を行った。今回の答申では、3校の新設大学と12校の新学部が認可され、大学院は1校新設、6校で研究科設置が認可された。
具体的には、大学の新設は私立3校で、3学部4学科。コー・イノベーション大学(岐阜県飛騨市)共創学部 地域共創学科(定員120人)と、大阪医療大学(大阪府大阪市)医療看護学部 理学療法学科(40人)・看護学科(40人)、武雄アジア大学(佐賀県武雄市)東アジア地域共創学部 東アジア地域共創学科(140人)。
学部の新設は公立1校と私立11校が認可された。旭川市立大学(北海道旭川市)地域創造学部 地域創造学科(100人)、東北公益文科大学(山形県酒田市)国際学部 国際コミュニケーション学科(40人)、共愛学園前橋国際大学(群馬県前橋市)デジタル共創学部 デジタル共創学科(100人)、平成国際大学(埼玉県加須市)情報デザイン学部 情報デザイン学科(100人)、文京学院大学(東京都文京区)ヒューマン・データサイエンス学部 ヒューマン・データサイエンス学科(110人)、学習院大学(東京都新宿区)国際文化交流学部 日本文化学科(140人・3年次編入学定員5人)・国際コミュニケーション学科(170人・3年次編入学定員5人)・英語コミュニケーション学科(45人)、大正大学(東京都豊島区)情報科学部 グリーンデジタル情報学科(60人)・デジタル文化財情報学科(60人)、日本医科大学(神奈川県川崎市)医療健康科学部 看護学科(120人)、亜細亜大学(東京都武蔵野市)健康スポーツ科学部 健康スポーツ科学科(100人)、事業創造大学院大学(2026年4月より開志創造大学に名称変更予定、新潟県新潟市)情報デザイン学部 情報デザイン学科(通信教育課程800人・3年次編入学定員200人)、近畿大学(大阪府堺市)看護学部 看護学科(110人)、四国大学(徳島県徳島市)デジタル創生学部 デジタル創生学科(100人)。
また、短期大学の学科新設は私立1校(小田原短期大学)、学部の学科新設は私立2校(芝浦工業大学、新潟医療福祉大学)、学部における通信教育課程の開設は私立1校(京都橘大学)が認可された。
大学院に関しては、公立1校(周南公立大学大学院)の新設が認可され、さらに6校で研究科の設置が認可された。これには公立1校と私立5校が含まれる。また、大学院の研究科の専攻設置や課程の変更については私立6校が認可された。
なお、審査の過程で申請の取下げが私立10校であり、審査継続(保留)となったのは公立1校と私立15校である。
附帯事項として、認可を受けた者が設置計画を履行する際に遵守すべき事項や、充実が望まれる事項についても助言が行われた。