SchoolTech事業を展開するClassiは、2025年6月より授業学習への貢献を目指す新授業連動サポートの第2弾として、授業内容の定着を支援する新機能「授業理解課題」をリリースした。
「授業理解課題」機能は、リリース1か月で既に400校を越える学校で利用されており、授業にフィットした課題を提供しつつクラス全体のつまずきを可視化できるようにすることで、先生は生徒の理解度を把握しやすくなり、より効果的な指導が可能になる。また、生徒はより理解を深めたい、わからない時などにはコンパクトにまとまった動画で学ぶことができ、スキマ時間につまづきの解消や学び直しが促進される。
近年、高等学校の授業において、速い進度により生徒の理解度に差が生じるものの、働き方改革の中で、先生方が個別のフォローに十分な時間を割くことは難しいという課題があった。また、少子化による学校統合等で一つの学級に多層化した学力の生徒たちが以前より混在するようになったため、ひとりひとりの理解に差異があって学習内容が十分に理解されない生徒が存在したり、またそのつまづきを先生が把握できないことで先の単元理解がさらに困難になったりしているケースが見られた。
Classiは、このような課題を解決するため、ひとりひとりの個別な学びをサポートする学習トレーニング機能を2023年度より提供しており、さらに先生が授業進度を保ちながら、クラス全体の理解度合いとつまづき個所を把握しつつ授業運営を進めることを目的に、学習トレーニングを進化させた授業連動サポートを2025年度から開始した。2025年4月には第1弾として「教科書単元名対照表」をClassi内に追加した。今回リリースした「授業理解課題」機能は、「教科書単元名対照表」に続く、上記授業連動サポートの第2弾として搭載された。
新機能の特徴として、授業に沿った効果的な課題配信があげられる。授業で扱った範囲の課題を簡単に配信でき、生徒の学習内容の定着を促進する。また、授業理解課題の結果から、クラス全体の理解度を学習内容ごとに把握できるため、先生はつまずき個所を特定し、効果的な指導計画を立てることができる。さらに、生徒は課題でつまずいた個所を短い動画で手軽に学び直すことができ、スキマ時間を活用し、理解を深めることができる。教科書単元名対応表とセットで活用することで、教材選定の手間を軽減し、学習の進捗に合わせたスムーズな活用を支援する。
これにより、先生方の課題作成・回収・確認の手間を削減し、同時に生徒の理解度把握を効率化することで授業内容のブラッシュアップに活用することができる。
新機能の活用方法として、先生はClassi上で授業で扱った単元を選択し、「授業理解課題」を作成する。生徒は、すぐに問題へ挑戦したり、動画で学び直しながら取り組んだりと、自身の理解度に応じて学習スタイルを選び、課題に取り組む。先生は、Classi上で生徒の理解度を確認し、次の授業に生かすことができる。
Classiは、今後も先生の授業をサポートする機能を拡充していく予定である。2025年度中には、高校公共・中学理科社会・小学算数にも授業理解課題の対応範囲を拡大し、より多くの先生と生徒に利用されるよう努めていく。