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東京都、学校サポート人材の募集・育成プログラム開始

 東京都教育支援機構は2025年6月25日、学校サポート人材(エデュケーション・アシスタント、インクルーシブ教育支援員)の募集・育成プログラムを開始した。対象は、満18歳以上で、学校活動へのサポートに関心と意欲のある人。教員免許などは不要。

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 東京都教育支援機構は2025年6月25日、学校サポート人材(エデュケーション・アシスタント、インクルーシブ教育支援員)の募集・育成プログラムを開始した。対象は、満18歳以上で、学校活動へのサポートに関心と意欲のある人。教員免許などは不要。

 東京都教育支援機構(TEPRO)は、教員の働き方改革および教育の質的向上を図るため、都内公立学校へのサポート人材紹介などの事業を実施している。今回、都内公立学校からの人材紹介の要望が多い学習活動や特別支援教育のサポートを行う人材について、募集・育成に関するプログラムを新たに開始した。

 募集・育成を行う職種は、都内公立学校からの要望が多い「エデュケーション・アシスタント」および「インクルーシブ教育支援員」の2職種(自治体ごとに別の職名で設置・募集している場合もある)。

 「エデュケーション・アシスタント」は、小学校低学年における副担任相当の業務を行う。おもな業務は、学年・学級の経営上必要な業務全般の補助、児童からの相談対応や登下校時の見守り、学習・生活指導の補助など。

 「インクルーシブ教育支援員」は、小・中学校における障害などのある児童・生徒への支援を行う。おもな業務は、特別支援学校就学相当の児童・生徒への日常生活上の介助または学習上の支援、通常学級における発達障害などの配慮を必要とする児童・生徒への学習支援など。

 募集対象者は、満18歳以上で、学校活動へのサポートに関心と意欲のある人。教員免許など特定の資格の取得や保有の必要ない。応募者が学校で活動を行う前に、必要な知識や技術を習得し、活動に対する不安を軽減するため、所定の研修を無料で実施する。ただし、研修会場への交通費などは応募者負担となる。応募者は研修を受講後、TEPRO Supporter Bankへ登録し、同機構が学校などからの求人に応じて活動先の紹介を行う。募集期間は2025年6月25日から2026年1月末(予定)。申込方法や募集の詳細についてはWebサイトで確認できる。

《中川和佳》

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