総合専門学校の日本工学院は2025年6月18日、漫画家育成プログラム「トキワ荘プロジェクト」を運営するNPO法人LEGIKA(レジカ)と連携協定を締結した。同校のマンガ・アニメーション科と、「トキワ荘プロジェクト」との連携を通じて、次世代の漫画業界の人材育成を支援する。
2002年に設立された「トキワ荘プロジェクト」は、かつてマンガの巨匠たちが集ったアパート「トキワ荘」のように、漫画家志望の若者たちがシェアハウスで共同生活をしながらプロデビューを目指す支援事業として、東京郊外を中心に6棟を運営。切磋琢磨できる競い合いの場づくり、暮らしの場づくり、伴走型の作品づくりなど、さまざまなサポートにより、これまで多くのプロ漫画家を輩出してきたという。
今回、トキワ荘プロジェクトの新施設「上池台トキワソウルーム」が大田区上池台に7月1日にオープンするのを機に、大田区蒲田および八王子のキャンパスに「マンガ・アニメーション科」を設置する日本工学院との連携協定を締結。協定に基づき、トキワ荘プロジェクト等施設への同校学生の入居や、トキワ荘プロジェクト主催イベントへの参加、作品制作の支援、各種コンテストへの参加、デビュー・就職支援など、幅広い相互連携を図る。
連携協定について、LEGIKA代表・小崎文恵氏は、「これまでトキワ荘プロジェクトでは、社会人のマンガ家支援を主軸に展開してまいりましたが、今回の連携を通じて、学生の皆様への支援にもつなげていけることを大変意義深く感じています。今後さまざまな可能性を共に模索し、より一層の発展に向けて取り組んでまいります」とコメントを寄せている。