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国際基督教大、デジタル学修歴証明書の発行開始

 国際基督教大学(ICU)は2021年6月7日、日本の高等教育機関としては初めてのデジタル学修歴証明書として、夏期日本語教育(サマーコース)の修了証明書のデジタル化を実現したことを発表。コース修了生は修了証明書の送付にデジタル証明書の利用が可能となる。

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 国際基督教大学(ICU)は2021年6月7日、日本の高等教育機関としては初めてのデジタル学修歴証明書として、夏期日本語教育(サマーコース)の修了証明書のデジタル化を実現したことを発表。コース修了生は修了証明書の送付にデジタル証明書の利用が可能となる。

 国際基督教大学で実施している夏期日本語教育(サマーコース)は、7月初旬から8月中旬の6週間にわたって行われる週15時限の日本語集中教育とさまざまな文化プログラムからなる日本語講座。毎年約20か国から、約100名が参加している。

 国際基督教大学は、2021年7月より開始される2021年度サマーコースにおいて、デジタル証明書の本格的な運用を開始。今後は、国際基督教大学の学部卒業生、大学院修了生に対し、「卒業証明書」「修了証明書」の発行が可能となる予定。さらに、2022年4月から「成績証明書」等を含むすべての証明書がデジタルで発行可能となるよう目指していくとしている。

 デジタル学修歴証明書の実装においては、国際教育研究コンソーシアム(RECSIE)の協力を得て、Digitary社のプラットフォームを採用。このプラットフォームは、中国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ諸国、インド、中近東等の高等教育機関ナショナル・ネットワーク等で広く採用されており、高い国際性を備えている。

 学修歴証明書のデジタル化により、国際基督教大学の在校生・卒業生はいつでも、世界中どこからでもオンラインでデジタル認証された自身の卒業証明書や成績証明書にアクセスでき、国内外問わず留学先や就職・転職先等あらゆる企業・機関に検証可能な公式証明書と真正性確認のためのリンクURL等を自身で送付することができるようになる。
《桑田あや》

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