新潟県教育委員会は2025年4月18日、2025年度(令和7年度)実施の新潟県公立学校教員採用選考検査の採用予定数と教科別配置用予定数、第1次検査1回目(春選考)の出願者数を発表した。初の実施となる春選考には280人が出願した。4月21日からは、第1次検査2回目(夏選考)の出願を開始している。
2025年度実施の新潟県公立学校教員採用選考検査の採用予定数は、小学校教諭200人程度、中学校教諭195人程度、高等学校教諭75人程度、特別支援学校教諭80人程度、養護教諭3人程度。栄養教諭は採用なし。
出題形式別の採用予定数によると、新潟市立学校を除く県内全域での勤務を希望する「I」が小学校教諭185人程度、中学校教諭188人程度。小千谷市・十日町市・魚沼市・南魚沼市・津南町・湯沢町に限る勤務を希望する「II」が小学校教諭10人程度、中学校教諭5人程度。佐渡市に限る勤務を希望する「III」が小学校教諭5人程度、中学校教諭2人程度。
教科別配置予定人数は、中学校が国語45人程度、社会25人程度、数学25人程度、理科25人程度、英語35人程度など、高校が国語10人程度、理科(物理・化学・生物)12人程度、工業(機械・電気・工業化学・土木・建築)14人程度、英語8人程度など。
新潟県公立学校教員採用選考検査では、今回の2025年度実施分より、従来の7月実施の採用選考検査に加え、小学校教諭、中学校教諭(国語・英語)、高等学校教諭(同)、特別支援学校教諭について5月にも第1次検査を行う。
第1次検査1回目(春選考)は2月6日から3月6日まで出願を受け付けた。出願者数は、小学校教諭168人、中学校教諭・国語26人、中学校教諭・英語24人、高等学校教諭・国語13人、高等学校教諭・英語23人、特別支援学校教諭26人、合計で280人。5月11日に検査を実施し、5月下旬に合格者を発表する。
第1次検査2回目(夏選考)は、4月21日から6月2日午後5時まで出願を受け付け、7月6日に検査を行う。合格発表は8月上旬。第2次検査は、8月21日から24日のいずれか1日で個人面接を実施する。合格発表は9月下旬。10月1日に内定通知書を交付予定。
なお、春選考と夏選考は、同一種別(教科)に限り、両方に出願できる。春選考と夏選考の両方に出願し、春選考の第1次検査に合格した者は、夏選考に出願していても受検者名簿から削除される。出願状況に応じて、秋選考を行う場合があり、実施の可否は新潟県教員採用総合サイトで10月ごろに通知される。
大学3年時特別選考は、一般選考の採用予定数とは別枠で小学校教諭40人程度、中学校教諭(全教科)若干人、高等学校教諭(国語、地理歴史・公民、数学、理科、英語)若干人、特別支援学校教諭20人程度を採用予定。合格者は、2027年度(令和9年度)の採用候補者名簿に登載される。
実施要項などの詳細は、新潟県教員採用総合サイトから確認できる。