東邦大学薬学部・理学部・健康科学部は、八千代松陰中学校・高等学校(以下、学校)との間で、教育の質向上を目指す連携協定を締結した。2025年3月6日に行われた締結式では、大学が中学・高等学校の理数教育および薬学・理学・健康科学に関する発展的教育の充実を支援し、学校は大学教育の高度化に協力することが確認された。
協定の具体的な内容としては、大学教員と学校教員の相互交流による教育に関する情報交換と協力、学校の教育への大学教員および大学院生・学部生の派遣、大学キャンパスに生徒を招いての発展的教育の実践、大学の実施する各種教育事業への生徒の参加、学校に対する大学の実験器具・機材等の貸出、学校の教育に関する自由研究、課題研究および共同研究の学修の場としての相互の施設・設備の利用、そのほか、高大連携事業の目的を達成するために必要と認められる事業が含まれている。
協定により、東邦大学と八千代松陰中学校・高等学校は、互いの教育資源を活用し、教育の質を向上させることを目指す。大学の専門的な知識や設備を活用することで、学校の生徒たちはより高度な学びの機会を得ることができる。また、大学側も学校との連携を通じて、教育の現場での実践的な知見を得ることが期待されている。
締結式には、東邦大学の尾立篤子健康科学部長、多田周右薬学部長、古田寿昭理学部長、八千代松陰中学校・高等学校の櫻井丸校長が出席。協定の意義と今後の展望について意見を交わした。