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千葉県、教員の勤務実態調査…月45時間超過勤務は約3割に減

 千葉県教育委員会は2025年3月10日、2024年度(令和6年度)「教職員の出退勤時刻実態調査」の結果について公表した。月あたりの時間外在校等時間が45時間以上80時間未満の教諭等は全校種平均で31.9%、月あたりの時間外在校等時間は平均39時間29分であった。

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令和6年度 教職員の出退勤時刻実態調査の結果
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 千葉県教育委員会は2025年3月10日、2024年度(令和6年度)「教職員の出退勤時刻実態調査」の結果について公表した。月あたりの時間外在校等時間が45時間以上80時間未満の教諭等は全校種平均で31.9%、月あたりの時間外在校等時間は平均39時間29分であった。

 千葉県教育委員会は2024年11月の1か月間、学校における業務改善の推進に向けて、基礎的データを得ることを目的に、県内公立学校の教員等を対象とした出退勤時刻の実態調査を実施。その結果をまとめ、公表した。

 対象校は、千葉市立の学校と市立高等学校を除く県内の公立小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校。対象は、校長、副校長、教頭、主幹教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、実習助手、講師でフルタイム勤務職員全員。

 市町村立の小学校、中学校、義務教育学校と市立特別支援学校では、各市町村教育委員会が管下の教職員の実態をそれぞれの方法で把握し、当該月の平日と土曜日・日曜日における各出退勤時刻、在校等時間の平均、当該月の時間外在校等時間を取りまとめ、県教育委員会に報告した。

 県立の中学校、高等学校と特別支援学校では、ICカード式タイムレコーダと管理システムを活用して出退勤時刻を記録し、対象職員の当該月の平日と土曜日・日曜日における在校等時間、当該月の時間外在校等時間を管理職が取りまとめて県教育委員会に報告した。

 その結果、月あたりの時間外在校等時間が45時間以上80時間未満の教諭等(主幹教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、実習助手、講師)の割合は、全校種平均で31.9%。前年同月(2023年11月)の調査時より5.3ポイント減少し、およそ3割まで改善した。校種別では、小学校35.1%、中学校46.0%、義務教育学校51.2%、高等学校20.8%、特別支援学校7.5%で、義務教育学校のみ5割を超えいまだ時間超過勤務が多い実態が明らかになった。

 月あたりの時間外在校等時間は全校種平均39時間29分で、前年同月の41時間21分より1時間52分減少した。校種別にみると、小学校39時間20分、中学校51時間38分、義務教育学校46時間29分、高等学校33時間28分、特別支援学校23時間53分であった。

 千葉県教育委員会および県内公立学校は、今後も「学校における働き方改革推進プラン」に基づき、地域や学校の実態に応じて、学校の業務改善と教職員の意識改革を進めていくとしている。

《畑山望》

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