東京都福祉局は「2024年度(令和6年度)東京都発達障害者支援体制整備推進事業シンポジウム」を開催する。テーマは「発達障害を知ろう!早期発見・支援の重要性」で、参加費は無料、事前申込も不要。動画配信形式で行われ、字幕付きのオンデマンド配信が予定されている。開催期間は3月7日から31日まで。
発達障害は、子供の健やかな成長において重要な課題であり、個々の発達特性を早期に発見し、適切な支援につなげることが求められている。東京都は今回のシンポジウムを通じて、発達障害児支援に関する情報を都民や自治体職員に提供し、支援体制の整備を促進することを目指している。
シンポジウムの内容は、基調講演と事業実施事例紹介の2部構成である。基調講演では、鳴門教育大学大学院学校教育研究科の小倉正義教授が「発達検査 子どもの発達支援につなげるために」と題した講演を行う。都民向けには、発達障害の気付きや概要、検査時の留意点が説明される。また、区市町村関係者向けには、発達検査を含めた発達支援のためのアセスメント方法が紹介される。
事業実施事例紹介では、足立区こども支援センターげんき支援管理課の古島時夫氏が「足立区こども支援センターげんきにおける発達支援事業 発達検査の活用」について、江戸川区健康部健康サービス課葛西健康サポートセンターの星合裕美氏が「江戸川区での1歳6か月健診等についての取組み」についてそれぞれ発表する。
シンポジウムは、発達障害に関心のある都民や区市町村、発達障害に関わる支援機関の相談支援員など、だれでも視聴可能。福祉局のWebサイトで視聴することができる。視聴後には、アンケート用QRコードが画面に表示され、視聴者の意見を集める予定である。
◆2024年度(令和6年度)東京都発達障害者支援体制整備推進事業シンポジウム
開催期間:2025年3月7日(金)~3月31日(月)
会場:オンライン(動画配信形式)
対象:発達障害に関心のある都民、区市町村、支援機関の相談支援員など
参加費:無料
申込方法:福祉局Webサイトで視聴する