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大阪府豊能地区の教員採用、大学推薦の実施要項

 大阪府豊能地区教職員人事協議会は2025年2月28日、2026年度(2025年度実施)の大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テストにおける「大学等推薦制度」の実施要項を発表した。

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令和8年度(2026年度)大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テスト大学等推薦制度について
  • 令和8年度(2026年度)大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テスト大学等推薦制度について
  • 令和8年度(2026年度)大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テスト 大学等推薦制度実施要項(一部)

 大阪府豊能地区教職員人事協議会は2025年2月28日、2026年度(2025年度実施)の大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テストにおける「大学等推薦制度」の実施要項を発表した。学長など(学部長以上の職)からの推薦を受けた学生を対象に、第1次選考の筆答テストを免除する「大学等推薦者対象の選考」および「大学等推薦者小中チャレンジ対象の選考」を実施する。

 大阪府豊能地区(豊中市・池田市・箕面市・豊能町・能勢町)の公立学校では、豊能地区が求める人物像にふさわしい資質・能力を有する優れた人材を確保するべく、大学、大学院、教職大学院(以下、大学等)在籍者のうち、学長など(学部長以上の職)からの推薦を受けた学生を対象に、「大学等推薦者対象の選考」および「大学等推薦者小中チャレンジ対象の選考」を実施する。

 推薦の対象となる校種・教科は、「大学等推薦者対象の選考」が小学校、中学校(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭、英語)。「大学等推薦者小中チャレンジ対象の選考」は小学校。合格者はそれぞれ、豊能地区内市町立の小学校、中学校、義務教育学校へ配属となる。

 推薦を受けるための要件は、豊能地区の公立学校教員となることを第1志望とし、さまざまな活動に熱心に取り組む豊かな人間性を身に付け、教員として優れた実践力を発揮することが期待できること、かつ、学業成績が優秀で学業成績評価のうち「優」または「良」に相当する評価(100点満点換算で70点以上の評価)がおおむね7割以上を占めること、などの要件をすべて満たす学生を求める。

 各大学からの推薦人数は、「大学等推薦者対象の選考」の小学校は各大学等につき1人、中学校は各大学等につき各教科1人とする。「大学等推薦者小中チャレンジ対象の選考」では、各大学等につき1人以内とする。ただし、いずれの選考においても、教員養成のための連携協力に関する協定を豊能地区3市2町すべての教育委員会との間で締結している大学等については別に定める。

 推薦に係る手続きは、推薦書や自己アピールシート、成績証明書、成績内訳書、受験願書を大学等が取りまとめ、簡易書留にて郵送で提出する。提出期限は4月24日(消印有効)。郵送の際、封筒表面に「大学推薦提出書類在中」と朱書きのうえ送付すること。

 締切後は、推薦書などの内容を総合的に審査し、第1次選考の筆答テストを免除する学生を決定。審査の結果は、5月20日に大学等に通知文書を発送する。第1次選考の筆答テストの免除が認められなかった学生については、5月30日に第1次選考筆答テスト受験票が作成済みであることを知らせるメールが送られる予定。第1次選考の合否結果は7月22日、第2次選考の合否結果は9月26日に郵送される予定となっている。なお「大学等推薦者小中チャレンジ対象の選考」区分での受験者については、第1次選考の合否判定を行なわないため、第2次選考の合否結果のみ郵送する。

 詳細は大阪府豊能地区教職員人事協議会Webサイトに掲載の大学等推薦制度実施要項にて確認できる。

《畑山望》

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