あべ文部科学大臣は2025年2月14日、専門高校の魅力を発信するため、現役の専門高校生による高校紹介動画を募集すると発表した。応募された動画は、新たに開設されるInstagramアカウントに掲載予定で、中学生に専門高校を進学先の選択肢として認識してもらうことを目的としている。特に優秀な動画は、後日、文部科学大臣賞として表彰する予定だ。動画の募集期間は2月14日から5月末までで、専門高校生に積極的な応募を呼びかけている。
この取組みは、地方創生や地域人材育成において重要な役割を担う専門高校の魅力を広く伝えることを目的としている。専門高校では、多種多様な教育活動が行われており、生徒たちの成長が期待されている。文部科学省は、特に中学生に対して専門高校の選択肢を広げるために、動画を通じてその魅力を発信したいと考えている。
一方、川崎市内の中学校で授業時間が不足する見込みであることが明らかになった。市内の7校の中学校3年生について、学校教育法施行規則が定める授業時間数に足りない見込みであり、年度末までに追加授業を行う予定だ。文部科学省は、標準の授業時間数を確保することが重要であるとし、川崎市教育委員会に適切な対応を求めている。
また、文部科学省が実施した教育課程に関する調査では、2024年度に年間授業計画が1,086時間を超えていた学校が小学校5年生と中学校2年生でそれぞれ確認された。これらの学校のうち、4分の1程度が標準時間数を超えているが、その具体的な使い方を想定していないことが明らかになった。文部科学省は、質の高い学びを実現するために、余剰時間数が本当に必要な時間かどうかを精査し、指導体制に見合った改善を図るよう指導助言を行っている。
さらに、大西宇宙飛行士が登場する米国のクルードラゴン宇宙船15号機の打ち上げが、日本時間で3月13日午前8時48分に予定されていることがNASAから公表された。大西飛行士は9年ぶり2回目のISS長期滞在であり、滞在中はISS船長を務める予定だ。日米の宇宙協力において重要な位置づけとされており、日本人宇宙飛行士の活動が期待されている。文部科学省は、大西飛行士をはじめとする搭乗員の任務遂行に期待を寄せている。