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福岡県教採…経験者特例を拡充、試験項目の見直し

 2025年度の福岡県公立学校教員採用候補者選考試験において、前年度からのおもな改善事項が発表された。今回の改善では、教職等経験者特例の拡充や元正規教員特別選考の拡充、小学校教員の第二次試験における試験項目の変更が行われる。

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令和8年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における前年度からの主な改善事項
  • 令和8年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における前年度からの主な改善事項

 2025年度の福岡県公立学校教員採用候補者選考試験において、前年度からのおもな改善事項が発表された。今回の改善では、教職等経験者特例の拡充や元正規教員特別選考の拡充、小学校教員の第二次試験における試験項目の変更が行われる。これにより、より多様な経験を持つ人材の採用が期待される。

 福岡県教育委員会は、教員採用試験の改善を通じて、教育現場における多様な経験を持つ人材の確保を目指している。特に、教職等経験者特例においては、国公立・私立を問わず、福岡県外の学校での勤務経験を認めることで、より広範な人材の採用を可能にする。また、必要勤務年数を過去10年において通算1年以上とすることで、より多くの経験者が応募できるようにした。

 さらに、元正規教員特別選考(旧称:元県内正規教員特別選考)においても、対象となる学校種に福岡県外の学校での勤務経験を加え、必要勤務年数をこれまでの通算5年以上から「通算3年以上」とすることで、再び教職に戻りたいと考える人々にとって、より柔軟な選択肢を提供する。

 小学校教員の第二次試験においては、試験項目の見直しが行われる。具体的には、英会話実技の試験項目が廃止されることとなった。これにより、試験の負担を軽減し、より多くの人々が教員採用試験に挑戦しやすくなることが期待される。

 福岡県教育委員会は、これらの改善を通じて、教育現場における多様な人材の確保と、教育の質の向上を目指している。

《神林七巳》

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