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DXハイスクール、2025年度の概要発表…約1,200校を支援

 文部科学省は、令和7年度(2025年度)高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の概要を発表した。補助額は、継続校が500万円(重点類型の場合700万円)、新規採択校が1,000万円(重点類型の場合1,200万円)。2025年度予算(案)として、新規に2億円を計上している。

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高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)
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 文部科学省は、令和7年度(2025年度)高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)の概要を発表した。補助額は、継続校が500万円(重点類型の場合700万円)、新規採択校が1,000万円(重点類型の場合1,200万円)。2025年度予算(案)として、新規に2億円を計上している。

 この事業は、デジタルや理数分野への学部転換が進む大学教育段階に対応し、高校段階でのデジタル等成長分野を支える人材育成を抜本的に強化することを目的としている。公立・私立の高等学校や中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部を対象に、情報や数学の教育を重視するカリキュラムを実施し、ICTを活用した文理横断的な探究的学びを強化する学校に対して、必要な環境整備の経費を支援する。

 高等学校DX加速化推進事業では、デジタル等成長分野を支える人材育成の充実を図るために、必要な設備備品費や関連経費、委託費、消耗品費、人件費、旅費、通信運搬費などを支援する。

 具体的には、継続校1,000校程度に500万円(重点類型の場合は700万円)、新規採択校200校程度に1,000万円(重点類型の場合は1,200万円)を支援する。また、都道府県による域内横断的な取組みに1,000万円を補助する。

 採択校に求める具体の取組例として、「情報IIや数学II・B、数学III・Cなどの履修推進」「情報・数学等を重視した学科への転換、コースの設置」などがあげられる。また、支援対象例として、ICT機器整備(ハイスペックPC、3Dプリンタ、動画・画像生成ソフトなど)、遠隔授業用を含む通信機器整備、理数教育設備整備、専門高校の高度な実習設備整備、専門人材派遣等業務委託費などがあげられる。

 申請方法は、交付の目的、補助対象となる取組みの内容などを踏まえ事業計画書を作成のうえ、交付申請書を文部科学大臣に提出する。

《神林七巳》

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