2025年1月17日、東京都で文部科学省が主催する「青少年の体験活動推進企業表彰」の最終審査が行われ、文部科学大臣賞と優秀賞の受賞企業が決定した。この表彰は、青少年の体験活動に関する優れた取組みを行った企業を対象に、社会貢献活動の一環として実施されている。今回の審査では、最優秀賞である文部科学大臣賞が大企業部門と中小企業部門からそれぞれ1件ずつ、優秀賞が大企業部門5件、中小企業部門3件の計8件が選ばれた。
この表彰の目的は、青少年の体験活動を推進するために、優れた取組みを行っている企業を広く紹介することである。応募のあった64件の中から、最終審査としてプレゼンテーション審査が行われ、受賞企業が決定した。審査は、社会貢献活動の実績や活動の独自性、持続可能性などが評価基準となっている。
文部科学大臣賞を受賞したのは、大企業部門では東京都のALSOK(綜合警備保障)、中小企業部門では同じく東京都の三和製作所である。これらの企業は、青少年の体験活動において特に優れた取組みを行ったとして高く評価された。
優秀賞には、大企業部門からアクセンチュア(東京都)、クボタ(大阪府)、サントリーホールディングス(大阪府)、清水建設(東京都)、大和ハウス工業(大阪府)が選ばれた。中小企業部門では、インパクトジャパン(東京都)、毛髪クリニックリーブ21(大阪府)、常盤工業(静岡県)が受賞した。
また、特別賞としてスペシャルニーズ賞を井関産業(千葉県)、連携賞をライオン(東京都)が受賞している。奨励賞には、NECネッツエスアイ(東京都)、中日新聞社(愛知県)、デンソー(愛知県)、阪急阪神百貨店(大阪府)、日立システムズ(東京都)、三越伊勢丹ホールディングス(東京都)、J-POWER(電源開発)(東京都)、セイコーグループ(東京都)、ソニー生命保険(東京都)などが選ばれた。
この表彰を通じて、青少年の体験活動の重要性が再認識され、企業による社会貢献活動の推進が期待される。文部科学省は、今後もこのような活動を支援し、青少年の健全な育成に寄与することを目指している。