同志社女子大学と京都市立京都堀川音楽高等学校は、2024年12月26日に教育連携協定を締結することを発表した。この協定は、両校の人的・知的資源を活用し、新たな学びの場を創造することを目的としている。これにより、相互の教育の充実と発展が期待される。
同志社女子大学は、1876年に開設された女子塾を源流とし、現在は6学部11学科、1専攻科、5研究科を有する女子総合大学。1949年に音楽専攻が設置され、1965年に音楽学科に改組された。現在は、音楽学科に演奏専攻と音楽文化専攻を設置し、音楽専攻科も有している。
一方、京都市立京都堀川音楽高等学校は、1948年に創設された日本で唯一の音楽科単独の公立高校であり、国内外で活躍する音楽家を数多く輩出してきた。同志社女子大学への入学実績も豊富で、同校が私立大学と結ぶ初の教育連携協定となる。
協定締結調印式は、12月26日午前10時から京都市立京都堀川音楽高等学校の音楽ホールで行われる予定。出席者には、同志社女子大学から学長の小﨑眞氏、広報部長の谷直之氏、学芸学部長の椎名亮輔氏、広報室長兼入学課長の古原勝生氏、高大連携課長の三角典生氏が名を連ねる。京都市立京都堀川音楽高等学校からは校長の中村陸子氏、主幹教諭の津幡泰子氏、進路指導主事の平田あゆみ氏が出席する予定である。また、京都市教育委員会からも指導部担当部長の菅野明宏氏、指導部学校指導課担当課長の小枝大祐氏が参加予定。
この協定により、両校は音楽教育の分野での交流を深め、教育の質を向上させることを目指す。学生たちはより多様な学びの機会を得ることができ、音楽教育の新たな地平を切り拓くことが期待される。