埼玉医科大学(埼玉県入間郡)と星野学園中学校・星野高等学校(埼玉県川越市)は2024年12月4日、中高大連携協定を締結した。大学と中学・高等学校の連携協力を通じて、中学生および高校生の視野を広げ、進路に対する意識や学習意欲を高めることを目的としている。
協定の背景には、教育機関が連携することで生徒の学びをより豊かにし、進路選択の幅を広げることができるという考えがあるという。具体的な取組みとしては、大学教員による出張講義や、中学・高等学校の生徒に対する医療系職業についての情報提供が予定されている。また、教育についての情報交換や交流なども行われる。
埼玉医科大学は、1892年に設立された毛呂病院を母体とし、1972年に創立。地域医療の充実を目指し、実践能力の高い医療人を養成することを目的としている。一方、星野学園中学校・星野高等学校は、1897年に開かれた「星野塾」をルーツとし、時代にあわせた教育システムを土台に、生徒ひとりひとりの個性豊かな夢を育むことを理念としている。
今回の協定締結により、埼玉医科大学と星野学園は、教育の質を高めるための新たなステップを踏み出した。今後、両校の連携がどのように進展し、どのような成果を生むのかが注目される。