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共同研究拠点の中間評価…藤田医科大学が最高S評価

 文部科学省は2024年11月6日、公立大学および私立大学の共同利用・共同研究拠点について、中間評価結果を公表した。2021年度に認定された4拠点のうち、藤田医科大学(医科学研究センター)脳関連遺伝子機能の網羅的解析拠点が最高評価のS評価を獲得した。

教育行政 文部科学省
藤田医科大学(医科学研究センター)脳関連遺伝子機能の網羅的解析拠点
  • 藤田医科大学(医科学研究センター)脳関連遺伝子機能の網羅的解析拠点
  • 慶應義塾大学(パネルデータ設計・解析センター)パネル調査共同研究拠点
  • 名古屋市立大学(不育症研究センター)不育症・ヒト生殖メカニズム解明のための共同研究拠点
  • 北九州市立大学 (環境技術研究所先制医療工学研究センター、計測・分析センター)超高齢化社会に対応する先制医療工学研究拠点
  • 令和3年度からの共同利用・共同研究拠点認定一覧

 文部科学省は2024年11月6日、公立大学および私立大学の共同利用・共同研究拠点について、中間評価結果を公表した。2021年度に認定された4拠点のうち、藤田医科大学(医科学研究センター)脳関連遺伝子機能の網羅的解析拠点が最高評価のS評価を獲得した。

 公私立大学における共同利用・共同研究拠点の中間評価は、2021年度(令和3年度)に文部科学大臣の認定を受けた4拠点を対象に実施。科学技術・学術審議会のもとに設置した作業部会および専門委員会において、各拠点の分野に精通した専門家からの評価意見も参考にしつつ、書面評価およびヒアリング評価を実施した。

 4拠点のうち、最高評価の「S評価」は、藤田医科大学(医科学研究センター)脳関連遺伝子機能の網羅的解析拠点が獲得。拠点としての活動が活発に行われ、共同利用・共同研究を通じて特筆すべき成果や効果がみられ、関連コミュニティへの貢献も多大だと判断された。特に、支援型の共同研究が活発に推進され、拠点として大きな成果を上げていることなどが高く評価された。

 名古屋市立大学(不育症研究センター)不育症・ヒト生殖メカニズム解明のための共同研究拠点と、慶應義塾大学(パネルデータ設計・解析センター)パネル調査共同研究拠点の2拠点は、拠点としての活動がおおむね順調に行われ、関連コミュニティへの貢献もあり、今後も共同利用・共同研究拠点を通じた成果や効果が期待される「A評価」を獲得。

 北九州市立大学 (環境技術研究所先制医療工学研究センター、計測・分析センター)超高齢化社会に対応する先制医療工学研究拠点は、拠点としての活動は行われているものの低調とする「B評価」にとどまり、作業部会からの助言や関連コミュニティからの意見などを踏まえた適切な取組みが必要と判断された。

 認定基準に適合していないとされる「C評価」に該当した拠点はなかった。なお、各大学拠点の認定期間は2021年4月1日~2027年3月31日となっている。文部科学省Webサイトでは、各拠点の中間評価結果とともに、評価コメントも掲載している。

《川端珠紀》

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