文部科学省は2024年10月31日、国立大学の共同利用・共同研究拠点および国際共同利用・共同研究拠点について、中間評価結果を公表した。78拠点のうち、東京大学や京都大学などの研究施設による16拠点が最高評価のS評価を獲得した。
国立大学の共同利用・共同研究拠点および国際共同利用・共同研究拠点の第4期中間目標期間における中間評価は、要項に基づき、専門的見地を加味して実施。2023年度現在、認定されているすべての拠点と国際拠点を対象とした。
計78拠点のうち、最高評価の「S評価」は16拠点(このうち国際拠点3)が獲得。拠点としての活動が活発に行われ、共同利用・共同研究を通じて特筆すべき成果や効果がみられ、関連コミュニティへの貢献も多大だと判断された。このほか、「A評価」が47拠点(このうち国際拠点3)、「A-評価」が15拠点。「B評価」と「C評価」に該当した拠点はなかった。
評価区分別にS評価の内訳をみると、「理工学系(大型設備利用型)」で東京大学2拠点、大阪大学1拠点、東北大学1拠点の計4拠点、「理工学系(共同研究型)」で名古屋大学1拠点、京都大学2拠点の計3拠点、「医学・生物学系(医学系)」で東北大学1拠点、東京科学大学1拠点、大阪大学1拠点、九州大学1拠点、熊本大学1拠点、東京大学1拠点の計6拠点、「医学・生物学系(生物学系)」で東京大学1拠点、大阪大学1拠点の計2拠点、「人文・社会科学系」で東京大学1拠点。
文部科学省Webサイトでは、中間評価結果の総括表や評価区分一覧のほか、拠点ごとの評価コメントも掲載している。