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岩手県盛岡市×日本女子大、連携・協力に関する包括協定締結

 岩手県盛岡市と日本女子大学は2024年8月23日、盛岡市観光文化交流センター「プラザおでって」にて連携・協力に関する包括協定を締結した。それぞれの資源を相互に活用し、産業の振興など地方創生の実現および教育・学術研究を推進していくという。

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(左)今市理事長、(右)内舘盛岡市長
  • (左)今市理事長、(右)内舘盛岡市長
  • 協定書に署名する今市理事長

 岩手県盛岡市と日本女子大学は2024年8月23日、盛岡市観光文化交流センター「プラザおでって」にて連携・協力に関する包括協定を締結した。それぞれの資源を相互に活用し、産業の振興など地方創生の実現および教育・学術研究を推進していくという。

 岩手県盛岡市と日本女子大学の包括協定は、それぞれの資源を相互に活用し、産業の振興など地方創生の実現および教育・学術研究の推進に寄与することが目的。産業および文化の振興、交流人口の拡大、人材育成および学術振興、地域課題の解決、そのほか目的を達成するために必要な事項に関することの5つの事項について連携、協力していく。

 盛岡市では、2019年2月20日に締結した「文京区・盛岡市友好都市提携」を契機とし、玉山地域の農業発展を目指した「文京区学生と創るアグリイノベーション事業」に取り組んでいる。今回の包括協定の締結にあわせて、玉山地域と日本女子大学の家政学部食物学科が連携を開始した。

 中山間地域である玉山地域は、山間傾斜地が多く農業集約が困難なため、平地の農地と比べて農業生産性や農業所得が低い傾向にあり、農業生産基盤の維持に向けて新規就農者の確保や生産性向上への取組みが急務となっている。そこで、生産物の高付加価値化の実現を目指し、家政学部食物学科が盛岡市の特産品である「雁喰豆(がんくいまめ)」の新たな商品・加工技術の開発に取り組む予定だという。

 盛岡市の内舘市長は「日本女子大学は農業を通じ、地方創生の実現に向けた道筋を共に描き進めるパートナーとして、多大なる御理解と御協力を賜っておりますことに、深く感謝申し上げます」と感謝を述べた。また、日本女子大学の今市理事長は「『文京区学生と創るアグリイノベーション事業』への参画を皮切りに、盛岡市と日本女子大学の教育・研究を通じた連携が今後より一層深まることを祈念いたします」とコメントを寄せた。

《いろは》

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