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東京理科大「TUS SciTech構想」策定…慈恵医大と連携強化

 東京理科大学は2024年8月5日、世界から研究者が集う研究拠点となることを目指し「TUS SciTech 構想」を策定したと発表した。研究特区の「TUS SciTech 共創センター」を新設するとともに、東京慈恵会医科大学との分野横断研究の連携を強化させ、一大研究拠点として整備していく。

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 東京理科大学は2024年8月5日、世界から研究者が集う研究拠点となることを目指し「TUS SciTech 構想」を策定したと発表した。研究特区の「TUS SciTech 共創センター」を新設するとともに、東京慈恵会医科大学との分野横断研究の連携を強化させ、一大研究拠点として整備していく。

 東京理科大学は「世界の未来を拓くTUS」を掲げ、創立150周年を迎える2031年を目標に実現に向けた施策を進めている。「TUS SciTech 構想」は、その施策の一環として策定。将来的には同大がハブとなりさまざまな分野横断・融合的な研究を推進し、その中から多様な研究成果を創出する大きなコンソーシアムを形成することを構想している。

 東京理科大学と東京慈恵会医科大学は、2013年に締結した連携協定による医理工薬連携の取組みをもとに、人材育成・研究を強化・推進する「新共創研究圏」創出との目標を共有。「学生、教員/研究者、URA/事務、技術員などすべてのステージでの人材連携」「『TUS-JIKEI連携ラボ』の設置」などを進めることで、異分野連携の一大研究拠点として整備する予定。

 また、研究特区の「TUS SciTech 共創センター」を新設。地球規模の課題に挑戦する学際研究領域の推進により、東京理科大学の強みや特色のある「宇宙・地上サステイナブル空間」領域、「マルチハザード防災」領域、「未来医療」領域など、理科大ならではの先端研究分野について、他機関との連携を強力に推進していくことで、「日本でもっとも多様な理工系分野を網羅する大学」として進化を加速させたい考え。

 現在、東京理科大学は「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に東京慈恵会医科大学を連携大学として申請中。今後、医理工薬連携のさらなる強化を進めていくとしている。

《川端珠紀》

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