茨城県教育委員会は2024年7月29日、2025年度（令和7年度）以降に実施する教員選考試験について、変更点を発表した。第1次試験は「教職専門」を廃止し、「専門教科・科目」のみとする。「大学3年生を対象とした前倒し選考」は、実施時期を5月に早め、受験区分を全校種へ拡充する。
2025年度に実施する2026年度（令和8年度）採用茨城県公立学校教員選考試験からは、第1次試験の「教職専門」を廃止。第1次試験は「専門教科・科目」のみとなる。第2次試験の内容に変更はない。
また、2025年度に実施する第1次試験から、一般選考とは別に外部試験（SPI3）で受験可能な選考枠を新設する。対象者は「受験する区分ごとの普通免許状を現に有する人、または採用時までに取得見込みの人」。全校種を対象とし、採用予定人数のうち200人程度の採用を想定している。
「大学3年生を対象とした前倒し選考」は、5月実施に変更。受験区分は、これまで小学校に限定していたが、2025年度に実施する選考試験から全校種へ拡充する。なお、2024年度実施（2025年度採用）の「大学3年生を対象とした前倒し選考」については、2023年度と同様に12月に実施する。
詳細については、2025年2月ごろに公表予定の「令和8年度採用茨城県公立学校教員選考試験実施要項」で確認できる。大学3年生を対象とした前倒し選考については、「令和8年度採用茨城県公立学校教員選考試験実施要項【大学3年生を対象とした前倒し選考】」が後日公表される。
