東京都市大学とトゥイロイ大学（ベトナム）は2024年7月2日、包括協定を締結した。両大学の学生・院生によるフィールド研修をはじめ、防災や水問題に関する共同研究など、交流の発展を促進していくという。
東京都市大学は、武蔵高等工科学校（後の武蔵工業大学）を前身に、理工学系、文理複合系学部など8学部18学科の研究分野をもつ総合大学。これまで90年以上にわたり、10万人以上の卒業生を輩出してきた。
一方のトゥイロイ大学は、1959年に創立された国立大。水資源、水力発電、灌漑、土木の分野で特に著名な教育研究機関であるといい、機械、建設、上下水道、情報技術、自然資源、防災、気候変動など多分野にわたるカリキュラムを学生・院生に提供している。
東京都市大学とトゥイロイ大学は、これまでベトナムにおける土砂災害の軽減を目指した共同研究を継続して行ってきた。今回、両者は正式に包括協定を締結。教職員・学生の交流、共同研究、情報共有や、交流にともなう授業料などの不徴収をおもな内容とし、学生・院生によるフィールド研修をはじめ、防災や水問題に関する共同研究など、今後さらなる交流の発展を目指すという。具体的な交流の詳細については、今後、両校間にて協議していく予定としている。
7月2日に東京都市大学（世田谷キャンパス）で開催された調印式では、東京都市大学から野城智也学長をはじめ、環境学部長の飯島健太郎教授、国際部の河合大部長らがトゥイロイ大学のチャン・ザ・ヴィエット准教授とグエン・ヴァン・タン講師を出迎えた。協定書への調印のほか、記念撮影や歓談、研究室の見学などが行われ、交流を深めたという。
