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滋賀県立大×山田進太郎D&I財団、理系女子育成へ連携協定

 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団は2024年4月24日、中高生女子におけるSTEM(理系)人材の育成に向けた包括的な連携協定を締結したと発表した。締結日は3月1日。今後、包括的な相互連携を行うことでより多くの地域の中高生女子にSTEM(理系)分野の魅力を発信し、進学やキャリアを考える機会となることを目指す。

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滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、連携協定を締結
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 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団は2024年4月24日、中高生女子におけるSTEM(理系)人材の育成に向けた包括的な連携協定を締結したと発表した。締結日は3月1日。今後、包括的な相互連携を行うことでより多くの地域の中高生女子にSTEM(理系)分野の魅力を発信し、進学やキャリアを考える機会となることを目指す。

 山田進太郎D&I財団は、STEM(理系)女子奨学助成金など、STEM(理系)分野におけるジェンダーギャップを解消する活動を推進。2023年度より、全国の大学・高等専門学校と連携した中高生女子の理工系選択支援プロジェクト「Girls Go STEM!~大学・高専支援プラットフォーム~」を立ち上げ、現在までに13の大学と連携。全国に取組みを広げている。

 一方、滋賀県彦根市を拠点にSTEM(理系)人材を輩出する高等教育機関である滋賀県立大学は、女性STEM人材育成を目的とした「集まれ!未来で輝くクリエイター+系女子 in 滋賀」を展開。「理系的思考体験」「職場交流体験」「キャリアスキル体験」を通じて地域の中高生に対する啓蒙活動を推進している。

 今回、滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団は、包括的な相互連携を行うことでより多くの地域の中高生女子がSTEM(理系)分野の魅力に気付き、進学やキャリアを考える機会となることを目指して、連携協定を締結するに至った。

 今後は連携協定に基づき、滋賀県立大学の活動への財団SNSなどを通じた広報支援や、財団が連携する企業などに所属するロールモデルのキャスティング支援、他活動機関との交流を通じたナレッジ共有や協業機会の提供などを進めていく。

 連携協定の締結にあたり、滋賀県立大学工学部教授の田邉裕貴氏は「これまで大学単独で苦戦していた広報活動への支援に大いに期待しています。財団の強い発信力を得て、より多くの女子中高生に理系の面白さと魅力を伝え、『クリエイター+系女子』の育成をより一層推進していきたいと考えています」とコメント。山田進太郎D&I財団の常務理事COOの石倉秀明氏も「連携協定を通じて、滋賀県および中部・関西地方において『STEM×女性』のムーブメントを起こしていけることを楽しみにしています。財団のリソースを最大限活用し、地域の女性のキャリアを推進していきます」と思いを語った。

《畑山望》

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