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ヒューリック、リソー教育を子会社化TOB実施

 ヒューリックは2024年4月8日、個別指導塾「TOMAS」などを運営するリソー教育の連結子会社化を目指すと発表した。TOBと第三者割当増資を組み合わせ最大160億円を投じ、出資比率を現在の約20%から51%にまで引き上げる計画。

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  • こども教育事業への取組経緯

 ヒューリックは2024年4月8日、個別指導塾「TOMAS」などを運営するリソー教育の連結子会社化を目指すと発表した。TOBと第三者割当増資を組み合わせ最大160億円を投じ、出資比率を現在の約20%から51%にまで引き上げる計画。

 ヒューリックは、東京都中央区に本社所在の不動産の所有・賃貸・売買・仲介業務を展開する企業。2020年より、「こども教育事業」の成長戦略の一環として、リソー教育と資本業務を提携。段階的に出資比率を引き上げ、現在はリソー教育株20.57%を保有する筆頭株主となった。

 リソー教育株式の取得は、こども教育事業における新たな事業機会の発掘と事業拡大を目的としたもので、買付け価格は1株320円、買付予定数は3,944万7,200株。公開買付け期間は4月9日~5月22日(29営業日)、約126億円で発行済み株式の約25%取得を目指す。

 リソー教育は、TOB成立を条件に新たに1,559万6,330株を218円で発行。ヒューリックは約34億円の第三者割当増資を引き受ける。

 ヒューリックでは、教育特化型ビル「こどもでぱーと」への出店を2029年までに首都圏で20棟程度を予定。今後、連結子会社化により、こども教育事業の基盤を確立し事業拡大を図る。

《川端珠紀》

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