静岡県教育委員会は2023年12月28日、2024年度(令和6年度)静岡県公立学校教員採用選考試験 第1次選考試験の筆記試験における採点誤りとその対応について公表した。正答の変更により、本来合格となるべき受験者2名を対象に第2次試験を実施する。
静岡県教育委員会義務教育課によると、12月14日に一般の人から公開用解答についての指摘があり、確認したところ、誤りであることが判明。それを受けて、改めて採点したところ、合否に影響を受けている受験者がいることが判明した。
静岡県公立学校教員採用選考試験の第1次選考試験は2023年7月1日に実施。指摘があったのは、中学校教員および小・中学校共通教員の教科等専門(数学)の問題で、正解を選択肢「ア、イ」とするところ、誤って選択肢「ア、イ、エ」を正解としていた。そのため、第1次試験で合格となるべき2名の受験者に影響を与えた。
正答の変更に伴い、本来第1次試験合格となったはずの受験者2名を対象に、第2次試験(面接試験)を実施する。また、特別支援学校教員(中学部・数学)教科等専門(数学)については、特別支援教育課において、改めて採点したところ、合否に影響のある受験者はいないことが明らかになっている。
静岡県教育委員会義務教育課は、「受験者をはじめ、関係者に深くお詫びし、再発防止に努める」とコメントしている。