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教務システム、使いこなすのが難しい…教員の7割以上

 システックITソリューションは、教務システムを導入している中学校・高等学校の教員を対象に「教務システムの使いづらさ」に関する調査を実施した。その結果、7割以上が使いこなすのが難しいと回答したことが明らかになった。

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教務システムを使いこなすのが難しいと感じることは多いですか?
  • 教務システムを使いこなすのが難しいと感じることは多いですか?
  • 教務システムを使いこなすのが難しいと感じる場面を教えてください(複数回答可)
  • 教務システムに求めることを教えてください(複数回答可)

 システックITソリューションは、教務システムを導入している中学校・高等学校の教員を対象に「教務システムの使いづらさ」に関する調査を実施した。その結果、7割以上が使いこなすのが難しいと回答したことが明らかになった。

 調査は2023年11月9日、リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」にて、回答時に教務システムを導入している中学校・高等学校教員であると回答した人を対象に実施した。調査人数1,006人。

 「教務システムを使いこなすのが難しいと感じることは多いか?」と、質問したところ、「はい」との回答が74.2%、「いいえ」19.0%、「どちらでもない」6.8%という結果となり、7割以上が、教務システムを使いこなすのが難しいと感じていることがわかった。

 具体的な場面としては、「他のシステムと連動しておらず、システムそれぞれで変更が必要」との回答がもっとも多く54.7%で過半数に達し、ついで「操作性が悪い」34.7%、「活用したい機能がない」32.6%と続いた。

 そこで、教務システムに求めることを尋ねたところ、回答が多い順に「操作がシンプルで簡単」47.5%、「業務に合わせて柔軟にカスタマイズしてくれる」45.4%、「他システムとの連動がしやすい」42.8%となった。教務システムには、操作が簡単であることや業務にあわせたカスタマイズ、他システムとの連動といった業務効率化に繋がることを求めている教員が多いことがわかった。

 授業や部活動、保護者との連携など多岐にわたる業務を抱える教員にとって、業務の効率化をはかることが可能な教務システムの導入はとても画期的なもの。しかし、そんな便利な教務システムを導入はしているものの、使いこなせていないと感じている教員は意外と多いことがわかった。業務の効率化や負担軽減のためにも、自身の学校にあっている教務システムかどうか、見直すことも必要なのかもしれない。

 なお、システックITソリューションでは、高等学校向け教務・校務支援システム「Major School System」を提供している。フルカスタマイズでき、汎用性が高く、Excelなどデータの2次利用も可能で、2022年に実施した調査では、学校関係者(中・高)の89%が導入したいと回答したという。同社では、学籍管理・成績管理・出欠管理・進路管理を基本機能として、入試管理、保健管理、グループウェア、保護者連携機能など校務全般でシステム構築支援を行っていくとしている。

《木村 薫》

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