日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)は、「2024年度フルブライト米国人招へい講師プログラム」の受入れ大学の募集を開始した。米国人講師の滞在期間は、2024年9月半ばから翌2025年7月半ばまでの10か月間(半期のみも可)。希望する大学は、10月31日までにオンライン回答フォームから申し込む。
「フルブライト米国人招へい講師プログラム」は、米国人教授が日本の4年制大学に長期滞在し、それぞれ専門とする人文・社会科学の諸分野の講義を通して日本の学生に米国の歴史、社会、文化、思想などを紹介、米国への理解を深めることを目的とした事業。
講師派遣の対象となる大学は、既存のアメリカ研究講座を持つ大学だけでなく、フルブライト米国人招へい講師による講義が学生にとって何らかの教育効果をもたらすと期待する大学も含まれる。
2024年度の招へい講師は約5名を予定。滞在期間は、通常2024年9月半ばから翌2025年7月半ばまでの10か月間。1学期(半期)のみも可能で、その場合は2024年9月半ばから翌2025年2月半ばまでの5か月間、または2025年3月半ばから8月半ばまでの約5か月間のいずれかになる。
招へい講師が担当する授業は、講師の専門分野である人文・社会科学系の分野に限り、かつ、米国に関する講義が望まれる。授業形態は、必修・選択、講義・ゼミ形式のいずれでも構わないが、日本人学生(学部学生・大学院生)を対象とした単位付きの正規の授業科目に限定。授業はすべて英語で行う。
日本に来日後の講師の生活費、住宅手当、家族手当、疾病・傷害保険、往復旅費など、基本的な必要経費は日米教育委員会が講師に直接支給。来日のための査証(教授ビザ)、航空券の手配といった事務手続きなども委員会が行う。招へい講師の担当授業に直接関連した経費が生じた場合(例:学生に配布する教材のコピー代など)は、受入れ大学が負担する。
講師の招へいを希望する大学は、10月31日までにオンライン回答フォームにて申し込むこと。12月下旬には講師の内定通知を行い、1月に講師と受入れ大学の正式決定を行う。