文部科学省は2023年8月24日、2024年度(令和6年度)開設予定の大学の学部などの設置届出(6月分)を公表した。阪南大学など私立大学4校が学部または学科の設置を届け出たほか、日本女子大学大学院が研究科の設置を届け出ている。
公私立の大学の学部・学科の設置、大学院の研究科・専攻の設置および課程の変更にあたっては、学位の種類や分野を変更しないなど一定の要件に該当すれば、あらかじめ文部科学大臣に届け出ることで、認可を要せずに設置できる。
6月に受理された2024年度開設予定の届出は、私立大学の学部設置2校(4学部5学科)、学部の学科設置2校(2学部2学科)、大学院の研究科の設置1校(1研究科1専攻)の計5校。
このうち阪南大学は、経営学部/経営学科290人、総合情報学部/総合情報学科176人、国際学部/国際コミュニケーション学科155人(3年次編入学定員2人)、国際観光学科144人(3年次編入学定員2人)を新たに開設する。これにともない、流通学部、経営情報学部、国際コミュニケーション学部、国際観光学部を廃止し、2024年4月より学生募集を停止する。
大阪青山大学は、看護学部/看護学科90人を新設。健康科学部/看護学科を廃止するほか、健康栄養学科では定員を10人減とする。
東京薬科大学は、薬学部に薬学科420人を新設。これにともない、同学部の医療薬学科、医療薬物薬学科、医療衛生薬学科の3学科を廃止。活水女子大学は、国際文化学部に国際文化学科70人の新設にともない、同学部の英語学科と日本文化学科を廃止。また、音楽学部を廃止し、2024年4月より学生募集を停止する。
日本女子大学大学院は、建築デザイン研究科/建築デザイン専攻20人を新設。2024年4月より家政学研究科/住居学専攻を廃止し、学生募集を停止する。