アディッシュは2023年9月下旬より、小・中・高校の生徒や教職員、保護者を対象に、生成AIの利便性や注意点など、生成AIをテーマにしたネットリテラシー講座の提供を開始する。
文部科学省は2023年7月、「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を発表した。これは、おもに対話型の文章作成AIについて、学校関係者が現時点で生成AIの活用の適否を判断する際の参考資料として暫定的にとりまとめたもの。1人1台端末活用の日常化を実現する中で、情報モラルを含む情報活用能力の育成について、生成AIの普及を念頭に一層充実させるとしている。
一方で、学校現場の教職員からは「どのように教育に活用したら良いか、わからない」「利用にともなうリスクや対策を把握していないため、正しい使い方を生徒に伝えられない」などといった声があがっているという。
アディッシュが展開しているネットリテラシー講座・スクールガーディアンでは、かねてより、社会・国の動き、児童生徒の流行などにあわせた最新の事例を用いながら、インターネット・ソーシャルメディアの可能性と危険性の両面を伝えている。今回、生成AIの普及を念頭に、国が情報活用能力の強化を打ち出していることから、生成AIをテーマにした講座の提供開始が決定したという。
講座は、小学校・中学校・高等学校の生徒・教職員・保護者が対象。生成AIの仕組みから利便性、注意点を学び、今後の付き合い方を考えるためのプログラムを予定しているという。提供開始は2023年9月下旬。