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【大学入学共通テスト2026】オンライン出願を導入

 大学入試センターは、2026年1月に実施する2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)から、オンライン出願を導入する方針を固めた。受験生は自らインターネット上で出願手続きを行い、試験当日は印刷した受験票を持参することになる。

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 大学入試センターは、2026年1月に実施する2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)から、オンライン出願を導入する方針を固めた。受験生は自らインターネット上で出願手続きを行い、試験当日は印刷した受験票を持参することになる。

 2021年7月に「大学入試のあり方に関する検討会議」が発表した提言では、大学入学者選抜でもデジタル化を積極的に進めていく必要があるとし、その1つに電子出願の推進も盛り込んでいる。共通テストの出願の電子化については、出願者数が格段に多いことにともない求められるシステムの安定性や高度なセキュリティの確保などに留意しつつ、できる限り早期の導入に向け積極的に進めることが必要としている。

 大学入試センターは、この提言を受け、2021年10月より共通テストのオンライン出願について検討を開始。このほど、2026年度共通テストから導入する方針を固めた。

 共通テストの出願手続きはこれまで、高校を通じた郵送が中心だったが、オンライン出願導入後は受験生自らがインターネット上で出願することになる。デジタル環境を有しない志願者に配慮し、従来の郵送による手続きを残すことも検討中。検定料のオンライン決済についても導入を検討している。

 大学入試センターによると、オンライン出願導入により、受験科目の確認や修正などは、専用のマイページで随時対応できるようになる。受験票は印刷して試験会場に持参する。

 今後、オンライン出願に向けて順調にシステムや設計の構築が進めば、2024年6月ごろ高校などに周知する見込みだという。

《奥山直美》

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