阪急阪神ホールディングスグループのミマモルメは、園バス置き去りゼロを目指した「置き去り防止車内点検支援装置」の販売を開始した。「登降園ミマモルメ」と組みあわせることでさらなる「あんしん」を届ける。装置の導入は国の補助対象。
ミマモルメは、ICタグを活用しハンズフリーで園児ひとりひとりの登園・降園を管理できる「登降園ミマモルメ」サービス等を展開し、幼稚園・保育園・認定こども園における教職員の負担軽減と、登園・降園の通知機能による保護者への「あんしん」を提供している。
今回、相次いで起こった送迎バスにおける園児の車内置き去り事案を受け、このような痛ましい事案をなくしていきたいとの思いから「置き去り防止車内点検支援装置」の販売を開始した。
置き去り防止車内点検支援装置は、レシップ製造による、国土交通省策定のガイドライン適合品に認定された製品。園児を降ろし、エンジンを停止すると受信制御器からブザーが鳴り、車内後部等に設置した無線確認ボタンを押すことでブザーが止まる仕組みで、乗務員に車内確認を促す。確認ボタンは無線式のため、配線工事が不要。既存車両に容易に後付けできる。電池レス設計で電池交換も不要。エンジン停止後、車内点検未実施(無線確認ボタンが押されない)の場合は、一定時間経過した後に車外警報装置からアナウンスが鳴り、周囲に知らせる機能も搭載している。
ミマモルメでは、「登降園ミマモルメ」と「置き去り防止車内点検支援装置」を組みあわせて活用することで、園・施設や保護者にさらなる「あんしん」を届けることを目指す。「登降園ミマモルメ」「置き去り防止車内点検支援装置」共に、導入は国の補助対象となることから、広く園・施設に提供し、導入園・施設を広めることで、園児ひとりひとりの安全安心を守りたいとしている。
導入が国の補助対象となる施設は、保育所、認定こども園、地域型保育事業所、認可外保育施設、放課後児童クラブ、障害児通所支援事業所幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校となっている。